立ち会い出産をした夫婦の割合が知りたい!経験をしたパパ・ママの気になる本音を徹底調査

我が子の産まれる瞬間に「立ち会ってほしい」「立ち会いたい」。そんな旦那さんの立ち合い出産事情をまとめました。立ち会い出産の割合や経験者の感想、立ち会い出産を成功させるための心得や旦那さんの役割をぜひチェックしてみてください!

立ち会い出産、旦那さんはみんなしているの?

愛しい愛しい我が子の誕生。かつては、女性・ママが一人で産院や分娩室でがんばって産むのが主流でしたが、最近では、立ち会い出産が増えています。

「パパとなる旦那さんに産まれる瞬間を見届けてほしい」という女性側の思い、また男性・夫側も「何かできることはないか」というそれぞれの思いがあるようです。

では、実際に回りの家族は立ち会い出産をしているのでしょうか?立ち会い出産事情をチェックしてみましょう。

立ち会い出産をした夫婦の割合

実際の立ち会い出産の割合は?

「母親が望む安全で満足な妊娠出産に関する全国調査」という調査で、立ち会い出産に関する調査も行われました。帝王切開ではなく経膣分娩の場合には、なんと夫・旦那さんの立ち合いは半分以上という結果に。

  • 夫:59%
  • 親:12%
  • その他:5%
  • 誰もいない:36%

2006年の調査では「夫」の立ち会いが39%で、59%は2012年の8月~12月にかけての調査なので、今はさらにその割合が増えているかもしれません。一方で、「誰もいない」の場合には、もともと妊婦が立ちい出産を希望しなかったケースも多いのです。

産婦側が夫に見られることを恥ずかしがることもあります。半分以上の人が夫に立会い出産をしてもらってはいるものの、夫婦によっては望まない場合もありえるので、話し合うようにしましょう。

立ち合い出産は夫婦にとって、素晴らしい瞬間になるかも

奥さんにとっては何ヶ月にもおよぶ妊娠期間を経て、さらに陣痛・分娩の痛みを耐えての出産、旦那さんにとっても妻の頑張りを見ることができ、生命の誕生という神秘的な出来事に立ち会える瞬間です。

「産まれてきた子どもを見た瞬間、2人で泣いてしまった」「そばにいてくれて安心した」など、夫婦で一つのことを乗り越え一緒に感動を共有することで、さらに夫婦の絆が強まるという声もききます。

また、2人で誕生の瞬間を見ることで「2人の子どもである」ということを改めて認識し、夫婦で育児に協力的になれるという意見もあります。

残念…出産に間に合わなかった人も

夫の出産立ち会いが半分以上ということは、ママ・産婦側も立ち会い出産を望んでいるということです。しかし、夫婦で立ち会い出産に決めて準備をしていても「旦那さんが間に合わなかった…」という残念なパターンも。

夫婦は立ち合い出産したほうがいい?

  • 仕事で忙しく、妻からの「陣痛がはじまった」「そろそろ」というメッセージを見れなかった。
  • 妻のお母さんから「そろそろ産まれる」という連絡をもらい病院へ向かったが、着いたときには産まれていた。
  • 里帰り出産していた妻。新幹線にのって3時間くらいで「初産だし時間かかる」と思っていたら、すぐに産まれてしまって立ち合えなかった。

仕事で忙しかったり、移動距離が長かったりと出産に立ち合えなかった理由はそれぞれですが、夫側も妻側にも後悔が残ってしまうこともあるようです。病院によっては、赤ちゃんの成長具合やママの体調にあわせて計画出産を相談できるところもあります。

事前に出産予定日を決めて人工的に陣痛を起こさせることで、出産を促す方法です。どうしても立ち合いをしたいけど仕事の都合などで難しい場合には、医師に一度聞いてみるのもよいでしょう。

病院によっては立ち合いNGの場合も

立ち会い出産をする人が増えてはいるものの、実は病院によっては「立ち会い出産NG」としているところもあります。立ち会い出産が「子どもの誕生に立ち会う、感動溢れるもの」という先入観とは大きく異なり、不満を残してしまわれることもあり、それを避けるためです。

また、旦那さんが血液が苦手な場合に血を見て失神してしまう人がいたり、分娩作業に対して声をかけてきたりして邪魔になることがあるようです。何よりも一生懸命産まれてこようとする赤ちゃん、命がけで妊娠・出産をしているお母さんの体が大切なため、医師や助産師にとっては仕方ない判断なのです。

注意!お義母さんの立ち会いは避けたほうがいい

立ち会い出産でなにかとトラブルになるのが、産婦にとっての義母や義父の存在です。旦那さん側は「出産経験者だからいたほうが助かるのでは」「初孫なんだし見せてあげたい」など、意見はあるようですが多くの女性は望んでいません。

同じ女性とはいえ、陣痛や出産の痛みにより取り乱している姿を見られてしまったり、出産時に陰部を見られるのは恥ずかしいことです。また、出産後も、体力を使い非常に疲弊しているところに気を遣う親戚がくることは、さらに疲れさせてしまうことになります。

どうしても義母や義父が誕生後すぐに子どもに会いたいと言っても、1番には奥さんの気持ちを優先するようにしましょう。「出産して妻の体力が回復するまではダメ」「産まれて連絡をする」「入院している部屋まではいいけど、陣痛室や分娩室には絶対入れない」など夫婦でしっかりと決めおくのがよいでしょう。

「感動した」「微妙だった」 パパ・ママの気になる本音

実際に立ち会いをした人たちは、どのような感想をもったのでしょうか?夫側・妻側の経験者の感想をみてみましょう。また、立ち会い出産に不安な人、立ち会いを成功させるために、事前に旦那さん側にもできることを把握しておきましょう。

立ち会い出産経験者の感想は?

立ち会い出産経験者は、実際にどんな感想をもったのでしょうか?

立ち合い出産してよかった!派

立ち合い出産した夫婦の割合!立ち合って良かった派

  • 夫側の感想は?
  • 「出産の大変さ、ただただ命の素晴らしさに、そして家内に対して、子供に対して、きっと立ち会いをするとしないよりもしたことにより、私の場合はその何十倍も妻とその生まれてきてくれた子供に対して愛情が感謝が深まったと思います。」
    引用サイト:Yahoo!ジャパン 知恵袋

    「女性ってすごい。痛くても苦しくても、踏ん張って耐えて赤ちゃんを産むんです。妻もすごく苦しそうで痛そうでしたが、「大丈夫だから!」って言いながら娘を産んでくれました。本当に感謝です。女性の底力を見ました。」
    引用サイト:ステキなママになる為の子育て マーミー

    • 妻側の感想は?
    • 「夫のおかげで本当に幸せな気持ちになりました。そして100万回お礼を言っても足りないと思うほど感謝しました。」
      引用サイト:読売新聞 発言小町

      「出産の瞬間は夫も感動してくれて、本当によかったです。夫も出産の瞬間に立ち会ったことで、父親としての自覚が少し芽生えたようで、退院してからの育児にも積極的に参加してくれます。」
      引用サイト:ステキなママになる為の子育て マーミー

      夫側は、はじめは立ち会い出産に不安を感じている人も多いようですが、実際に立ち会ってみると「女性のすごさ」や「子どもの誕生」に感動し、より家族を愛せるようになったようです。友達にも立ち会い出産を勧めたいという人もいます。

      一方女性側は、夫の存在が心強かったり、一緒に誕生の瞬間を迎えられることが嬉しいようです。

    立ち会い出産はしなくてもよかった…派

  • 夫側の感想は?
  • 「産後の妻を女として見れなくなりました。分娩室に漂う、何とも形容しがたい妻の羊水と便の強烈な臭いに完全に気が滅入ってしまいました。私にとってかなりの衝撃として脳裏に焼き付いております。」
    引用サイト:Yahoo!ジャパン 知恵袋

    「僕が妻のことを女として見られなくなくなったのは、正直に言うとお産に立ち会ったことが原因だと思います。当たり前ですが、お産はたくさん血が流れるし、分娩室は羊水や便のにおいもある。結果、妻を見るとそのときのことを反射的に思い出してしまうようになったんです。」
    引用サイト:しらべぇ

  • 妻側の感想は?
  • 「立ち会い出産したものの 旦那は隣で座ってるだけ。 早くしてほしそうに せかされて こんなことなら 立会いせずに 1人で集中して出産したかった。 」
    引用サイト:ガールズちゃんねる

    「せめて「頑張って」や「もう少しだよ」とかの言葉だけでもよかったのに・・。結局無事に生まれましたが、旦那はいざというとき頼れないなとつくづく思い、立ち会い出産にしたことを後悔しました。」
    引用サイト:ステキなママになる為の子育て マーミー

    夫側は、妻のいきみや陣痛に耐えている姿より、分娩室のにおいや出血、便などを立ち会い出産の記憶としてしまい、その後妻を女性として見れなくなったという人が多いようです。

    一方女性側も、夫の頼りない姿や自分勝手な言動にイライラしてしまうことも。事前に立ち会い出産のメリットやデメリットだけでなく、どのような状況なのか、なにができるのかなどは予習しておくと防げるかもしれませんね。

立ち会い出産旦那さんの心得と役割

立ち会い出産を成功させるための心得

立ち会い出産を成功させるためにも、旦那さん側もしっかりと準備をしておくとよいでしょう。妻にとっても頼りがいのある夫として、改めて惚れ直してもらえるチャンスでもあります。

立ち会い出産をした夫婦の割合はどのくらい?

  1. 事前に妊娠や出産について勉強
  2. まずは、妊娠や出産について理解することからです。妊婦である奥さんは、出産までの間に産院などで話を聞いたり母親学級に出席したりして、いろいろな情報に触れています。一般的な出産のリスクや、出産当日の陣痛がきてから出産までの流れなどを頭にいれておきましょう。

    軽めの陣痛がきてから陣痛間隔が短くなり、出産が近づいていくこと。出産のときにどんな処置がされて、どんなことが起きうるのか。流れがわかっているだけでも奥さんを的確にサポートできるようになります。とはいえ、分娩室にはいって医師や助産師さんから指示があった場合には、その指示に素直に従って動くようにしましょう。

  3. あくまでもサポート役
  4. 「もっとこうしたらいいのに」「自分ならこうするのに」「勉強したことと違う」ということがあっても、出産の主役は奥さんと赤ちゃんであり、夫はあくまでもサポート役だということを念頭においておきましょう。

    奥さんは、出産の痛みと疲労とで理性的になるのも難しく、取り乱した様子を見せてしまい、普段のように旦那さんに優しく接することはできません。厳しい口調でも「腰をさすって」「手を握って」など頼まれごとがあったら、それを支える気持ちで行動しましょう。

  5. 血が苦手なら、事前に看護師にも相談を
  6. 「立ち会い出産したい」「妻が立ち会い出産を望んでいる」という場合でも、血液が苦手という人もいるのではないでしょうか?分娩室で血を見て、気分が悪くなった、倒れてしまった…となっては、奥さんはイヤな思いをしますし、命がけの出産を支えている医師や助産師さんにとっては非常に邪魔になってしまいます。

    出産時にあまり出血をしない人もいれば出血量の多い人もおり、一概にはいえませんが少なからず血を見てしまう機会はあります。また、赤ちゃんは出てくる時に血をまとっています。

    事前に、医師や助産師さんに血が苦手なことを伝えて、どのタイミングで立ち合うのがよいか、立つ位置はどこらへんがいいのか、聞いておくとよいでしょう。奥さんの頭付近であれば少しでも血を見る可能性は減らせます。

  7. 準備はばっちりに
  8. 陣痛がはじまってから赤ちゃんが誕生するまでは、平均でも10時間以上かかってしまうものです。4時間未満で出産する人もいれば、18時間以上かかってしまう人も…。とくに初産の場合は長くかかる傾向にあります。

    陣痛が始まって病院へ行ってからは、陣痛の合間にトイレへいったり、食事をとることもありますが、奥さんはほとんどベッドの上から動けずに陣痛の痛みに耐えています。

    その間に、旦那さんが食事やトイレなど病室の出入りが多いと気になってしまったり、「そばにいてほしいのに」と思うかもしれません。出産予定日が近づいたら、病室で簡単に摂取できるような飲み物や食料を用意しておくとよいでしょう。

    陣痛や分娩で必死な奥さんを支えるために、この時ばかりは自分のことはさっと済ませられるように、最善の準備をしておきましょう。

  9. 役割を果たす!
  10. 出産に関して勉強する中で、自分ができること「役割」もしっかりと把握しておきましょう。医師や助産師の分娩作業にもちろん手を出すことはできませんが、奥さんのサポートでもできることはたくさんあります。

    知人・友人で立ち会い出産経験者がいれば、どんなことが喜ばれたか聞いてもよいですし、医師や助産師にあらかじめどんなことができるか具体的に聞いておくとよいでしょう。

    奥さんが陣痛中に何かを頼んでくる際には、奥さんは必死なため事前に予習しておくことで望むようにできるようになるでしょう。

立ち合い出産する夫婦の割合が気になる

立ち会い出産で夫がやる役割とは?

具体的に、立ち会い出産時に旦那さんに求められる役割とはなんでしょうか?
 

  • 陣痛の痛みを緩和、マッサージなど
  • 一番求められるのは、奥さんの痛みを緩和させるためのマッサージでしょう。陣痛が進み、出産が近づくほどに赤ちゃんが下におりてきて腰やお尻の付近が痛くなります。優しくさするというよりも、押すくらいの力で腰をさすってあげるとよいでしょう。奥さんの具体的な指示に従って、マッサージしてあげましょう。

    また、お尻をおさえてほしい、や助産師からテニスボールをつかってお尻を押さえるように指示がでたりします。陣痛の間、奥さんも痛みに耐えていますので、旦那さんも頑張ってマッサージを続けましょう。

  • 奥さんのお手伝い
  • 陣痛は呼吸も荒くなり、体温があがってしまいます。体温が高すぎると体力の消耗も早くなってしまうため、うちわなどで扇いであげると少しでも暑さや辛さから逃れることができます。汗をかいている場合にはタオルで汗をぬぐってあげましょう。

    また、呼吸が激しくなるためノドも乾きます。そんなときには、水を差し出して飲ませてあげるのも良いです。その他にも、陣痛の初期のタイミングでの食事やトイレに連れて行くなども、奥さんが望むようであれば率先して手伝ってあげましょう。

  • 手を握り、奥さんを安心させてあげて
  • 初産の場合は陣痛や出産に不安を感じたり、陣痛の痛みに耐えるだけでも精神的に非常につらいものです。そんなときは、奥さんが一番頼りにしている旦那さんが横で手を握ってくれているだけでも強いもの。そばで声をかけながら、しっかりと手を握ってあげましょう。

  • 写真や動画で思い出に残す
  • 産まれた直後の様子を、写真や動画に残したいという人は多いのではないでしょうか?病院によっては、電子機器の持ち込みを禁止している場合もありますが、可能な場合には夫婦で相談して撮影をするかしないか決めておくとよいでしょう。とはいえ、疲弊しきっている奥さんが「やっぱり撮らないで」となることも。その際には、奥さんの気持ちを優先しましょう。

赤ちゃんの誕生をどう迎えるか、夫婦で話し合いましょう。

「生命の誕生に感動した」「女性ってすごい、奥さんに感謝」と、立ち会い出産をしてよかったという人は多数います。しかし、もちろんデメリットも。事前に夫婦で立ち会い出産について話し合い、準備をしておくようにしましょう。

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