【医師監修】出産予定日はいつわかるの?計算や予測方法・出産前の準備について学ぼう

ご懐妊された皆様、おめでとうございます!今日からみなさまもプレママさんとしてデビューですね。まだ妊娠検査薬で妊娠が判明された方は分からないことがたくさんあるかと思います。今日はそんなプレママさんに伝えたい、出産予定日に関してご紹介します。出産予定日っていつ分かるの?母子手帳はどこでもらえるの?なかなか聞きにくい疑問にお答えしちゃいます!

出産予定日はいつごろになるの?

出産予定日とは

まず、妊娠が決まって気になるのが「出産予定日」ですよね。「10月10日(とつきとおか)という言葉を聞いたことがある方も多いかと思います。
出産予定日は、>最終月経の初日から数えて280日目(40週)の日のことを指します。そのため、最終月経日が重要になります。しかしあくまでも目安。ずれることは多々あります。そのため、出産予定日の前の3週間と、その後の2週間以内は、正期のお産と言われます。
月経の周期を記録していないプレママさんも多いかと思います。より正確な出産予定日を知りたいプレママさんは、記録することをオススメします。今は簡単に計算出来るアプリなどもあるので、ぜひ調べてみて下さい。

出産予定日を簡単に計算しよう

出産予定日は、産婦人科に行くと教えてもらえます。では、産婦人科にいく前に出産予定日が知りたい皆さんのために、簡単な計算方法をご紹介します。
それは、

計算式にすると…
出産予定月 = 最終月経月−3 または 月+9
出産予定日 = 最終月経初日+7
こんな感じです。

例えば、2月28日が最終月経初日の場合は
出産予定月 = 2 + 9 = 11 月
出産予定日 = 28+7 =35日

つまり、11月30日から+5日の12月5日が予定日にあたります。

受精日を簡単に計算しよう

続いて、受精日の計算方法です。特に出産にあたっては必要ないかもですが、第二子を考える際は参考になりますね。

受精日は、最終生理初日から数えて2週目が排卵日=受精日となります。
例2月28日が最終月経初日の場合
2月28日+14日 = 3月14日

ここで気をつけたいのが、受精日は性行為をした日とは限らないことです。受精日とは、排卵日を指します。精子は2.3日の寿命、長くて1週間の人もいるようです。そうなると、予測がつけにくいもの。なので、寿命が1.2日と言われる卵子の排卵日を受精日としているようです。

初めての妊娠。安定期とは何だろう?

妊娠の安定期とは

妊娠の安定期、という言葉を聞いたことありますか?安定期というのは、その名の通り赤ちゃんが安定する時期を指します。妊娠初期の赤ちゃんは、とっても小さく、流産の可能性も考えられるからです。可能性としては10%から15%程度と低くはない割合ですよね。そのため、安定期に入るまでは、身体を大切にしてほしい時期です。
一般的には妊娠12週目以降を指します。しかし、産婦人科の先生によっては、前後することがあるようです。
妊娠したら色々な方に報告するかと思います。友人に相談するのは、安定期に入ってから、というように、1つの目安にもなりますね。

妊娠の安定期を簡単に計算しよう

先ほどご紹介したように、12週目以降を安定期とするのであれば、最終生理初日を妊娠0週0日として84日目、12週間後を計算していきます。
出産予定日や受精日は簡単に計算出来ましたが、安定期は計算が難しいですね。私は手帳に書いてみたり、アプリを使って計算したりしました。

妊娠の安定期に気を付けることはある?

安定期に入るまでは、身体を大切にし、無理をしないとお話ししましたが、安定期に入ったからといってなんでも出来るわけではありません。
安定期に入ると、つわりも収まり精神的にも肉体的にも安心出来ます。今までと違い色々出来るようになったためつい動きすぎてしまったり、無理をしてしまったりしてしまうプレママさんも多いようです。
安定期に入ってオススメ出来るのは、適度な運動、例えばウォーキングだったり、リフレッシュするためにゆったりと旅行にいく、というような無理をしない動きです。
しかし、油断は禁物。赤ちゃんがいる事を忘れずに行動しましょう。特に激しい運動は避け、うつ伏せで寝る等赤ちゃんを圧迫するような行為は避けましょう。

初産の早まりや遅れが心配…出産前の準備はしっかりしよう!

出産予定日に生まれるとは限らない

出産予定日はあくまでも予定です。しかも、先ほどご紹介したように、月経の記録はあくまでも自己管理。記録をしっかりしていたり、周期がずれたり様々かと思います。そのため、ぴったりその予定日に産まれるとは限りません。早まった時に慌てないようにしっかり準備しておきましょう。先輩ママさんたちに聞いてみてもぴったり生まれた!というママさんの方が少ないですので、大きな心で構えましょう。

出産予定日よりも早かったとき

先輩ママの中には、数日早まったママ、または、3週間も前に出産したという方、様々です。考えられるリスクとして、出産予定日よりも速く陣痛がくると、まず、心の準備が出来ていないママさんが多いです。ママさんだけでなく、パパも予想外のことで飲み会に行っていた、なんてことも。自分で早まることもある、と考えるだけでなく、パパにもしっかり伝えておきましょう。また、入院の準備が出来ておらずバタバタしてしまった先輩ママさんも。入院に必要な荷物は、なるべく早めに行い1ヶ月前にはカバンに詰めて準備をしましょう。

出産予定日よりも遅かったとき

出産予定日より遅い場合は、精神的に少し焦ってしまう先輩ママが多かったようです。準備は万端なのに、なかなか産まれない、親や友人、パパからも直接言われなくとも「まだ?」という雰囲気を感じてしまう…。しかし、周囲からの声は気にしないのが1番。また、出産経験者の親や友人はそんなこと思っておらず、ただ自分で自分を追い込んでいるだけですよ。予定日なのですから、遅れることも当たり前だと思い、ドンと構えましょう。

入院前にはしっかりと準備をしておこう

どちらにせよ大切なのは、早めの入院準備です。

まず、手荷物の中身で必要なのは

  • 母子手帳
  • 健康保険証
  • 診察券
  • 印鑑
  • 携帯電話・スマートフォン
  • 筆記用具とメモ帳
  • 時計
  • お金(交通費・買い物程度)
  • 筆記用具とメモ帳、時計はスマートフォンの充電が切れてしまった、なんて時に便利です。

また、入院バックには

  • パジャマ
  • 下着
  • 産褥ショーツ
  • 授乳ブラジャー
  • 産褥ナプキン
  • 母乳パッド
  • 腹帯
  • 退院着

入院に必要な物は意外とたくさんありますね。必要最低限の物は余裕を持って揃えていきましょう。

母子手帳はいつ頃もらえるの?

母子手帳は自治体から受け取る

母子手帳は出産予定日が確定したら受け取ることが出来ます。
妊娠検査薬で陽性反応が出たら、プレママさんは皆産婦人科へ行くかと思います。そこからは産婦人科の判断になりますが、心音が確認出来るだいたい8週目前後になると、「次の検診までに母子手帳を貰ってきて下さい。」などと言われますので、その指示に従いましょう。受け取れる場所は市役所や保健センター等自治体によって様々。インターネットなどで検索出来るので、調べてから行きましょう。

母子手帳のメリット

母子手帳には様々な情報を書き込むことができる他、ワンポイントアドバイスも載っています。
しかし、母子手帳以上に大切になるのが、一緒にもらえる「妊婦健康診査受診票」です。補助の内容は自治体によって違うようですが、検査費が一部負担もしくは無料になるとってもありがたい物なのです。妊娠検査は保険の対象外のため、一回あたり1万円を超えたり、何千円というよも当たり前になります。使える補助は使う。賢い先輩ママは皆そうしています。
「妊婦健康診査受診票」はもらう際に課税証明書が必要な場合があります。引っ越しをしている場合は取り寄せる必要がありますので、余裕を持って行動しましょう。

母子手帳はいつ頃まで使うの?

母子手帳は、妊娠、出産時に使うだけでなく、予防接種の記録などもつけていき、6歳ごろまでの記録を記すことが出来ます。
予防接種に関してや風疹や麻疹、水疱瘡などに病気に関して等書かれているので、大人になってもとっておきたい物ですね。そして小学校くらいまで、とにかく使用頻度が高い!無くさないようにしっかり保管しましょう。
また、お子様が成人になったら、また、結婚する時母子手帳をお子様に渡すご家庭も多いようです。渡された本人はとっても嬉しく感じるのではないでしょうか。

出産予定日をしっかりと把握しよう

今回は出産予定日の計算方法から母子手帳に関してご紹介させていただきました。プレママさんは妊娠が分かってから今まで出来ていたことが出来なくなったり体調の変化があることはもちろん、初めてのことばかりなのに、考えなきゃいけないことがたくさんあったりと、バタバタの毎日が続くかと思います。
いざ出産の時に慌てないように、しっかり準備していきましょう。しかし、無理は禁物!自分だけではなく赤ちゃんもいることも忘れずに、マタニティライフを楽しみましょうね。

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