赤ちゃんが怒るようになるのはいつから?なだめ方のコツと注意点

寝てばかりの赤ちゃんも、月齢を重ねると自分の感情が芽生えるようになります。それが「怒り」となって現れる日がくるでしょう。大人からすれば、あんなに穏やかな赤ちゃんが、怒りを露わにする姿はとてもびっくりしますね。ですが、赤ちゃんの自我の現れという喜ばしいこと、という認識を持って接するようにしましょう。ここでは、赤ちゃんが怒るようになるのはいつからなのか、なだめ方のコツや注意点をご紹介します。

赤ちゃんが怒るようになる時期

赤ちゃんが怒るようになる時期

赤ちゃんが怒るようになる時期は、喜怒哀楽が出始める生後4ヶ月くらいからです。ちょうど、この時期に赤ちゃんは、「オムツが汚れて不快だ」とか、「お腹が空いて欲求を満たしたい…」という感情が芽生えはじめるでしょう。

また、6ヶ月頃~1歳前後になると、喜怒哀楽がさらに激しくなるため、赤ちゃんが不快な状況になると、さらに怒りが激しくなるのです。

そして、本格的に赤ちゃんの怒りが頂点に達するのは、自我が最も芽生える2歳前後です。この頃になると、赤ちゃんの思いが大人に伝わらないことへのイライラなどから、かんしゃくを起こしてしまう赤ちゃんもいるでしょう。

怒るとどんな症状が出る?

赤ちゃんが、怒ると次のような症状が出ます。赤ちゃんの個性や性格もあるため、必ずしもすべてがあてはまる訳ではありません。

オモチャを投げつける

オモチャで遊ぶようになると、お友達に自分のお気に入りのオモチャを奪われたり、独占されたりするシーンがあるでしょう。その時に、オモチャを投げつけたり奪い返したりしてしまうことがあります。

ママをつねったり、叩いたりする

赤ちゃんの欲求を聞いてくれる唯一無二の存在は母親です。自分の思い通りにいかなかったり、お母さんに甘えられなかったりするときに、つねったり、叩いたりという行動を起こすのでしょう。

わざと自分の頭をぶつける

自分の思いが伝わらなかったり、言葉がうまく出てこなかったりした時に、頭をぶつけるという行動を起こします。自分に対する怒りでもあり、周りが理解してくれないという嘆きという意味が込められているのでしょう。

寝転んでバタバタする

ほしい物を買ってもらえなかった時に、寝転んで駄々をこねるようになります。寝転んでバタバタすることで、周りが困るということをなんとなく理解しているのでしょう。

赤ちゃんが怒る理由と対処法

赤ちゃんが怒る理由と対処法

赤ちゃんが怒る理由は次にあげるようなものです。お喋りができない赤ちゃんに対して親は、「なぜ赤ちゃんは怒っているのか?」を推測して速やかに対処してあげることが大切です。

眠い

赤ちゃんは眠くなるとグズグズして機嫌が悪くなります。眠いのに上手く眠りにつけることができないと、怒ってママを叩いたり、噛み付いたりするケースも珍しくありません。

こうした眠気からくる怒りは、速やかに眠りにつかせる方法を取りましょう。一番おすすめの方法は、車に乗せて近所をドライブすることです。車の振動が心地よさを導いて、赤ちゃんがいつのまにかスヤスヤ眠りについていることでしょう。

お腹が空いている・上手に食べられない

赤ちゃんの欲求の中で最も強いのが、食欲です。赤ちゃんは、お母さんの母乳やミルクなどから栄養を摂取しています。その食欲が満たされない場合でも怒りを表します。また、離乳食をスタートしたばかりの赤ちゃんが上手く自分で食べられない時にもスプーンを投げるなどして怒りを表にします。

赤ちゃんの機嫌が悪い時は、すぐにミルクや母乳を与えるようにしましょう。また、離乳食がスタートした頃の赤ちゃんが、スムーズに食べものを食べられるように、食べ方の補助などをしてあげましょう。

暑い・寒いの不快感

赤ちゃんは、気温にも敏感です。少しでも気温の高い場所に行けば大人よりもすぐに汗をかいたり、汗疹ができたりします。

他にも、赤ちゃんが気温の低い場所に行けば震えたり、唇が青ざめたりと寒さを直に感じることになるのです。こうした不快感は大人ならば、自分の判断で着衣の脱ぎ着により調整できますが、赤ちゃんの場合は自分ではどうすることもできず、イライラしたり怒ったりで表現することになるのです。

大人は常日ごろから、赤ちゃんの顔色を見たり、肌に触れて体温が上昇していないか、下降していないかを察してあげることが大切です。すぐに着脱させられるような着衣を着せたり、羽織ものを持参したりしましょう。

かゆみや痛みがある時

赤ちゃんは汗疹やおむつかぶれなどを起こしやすいものです。また、寝返りやはいはい、つかまり立ちなどをし始めると、頭をぶつけたり、転倒したりして痛みを伴うことがあるでしょう。こうしたかゆみや痛みを訴えることができないために、怒りになるのです。

親は、赤ちゃんの怒りに気づいたら、汗疹や怪我などがないか、赤ちゃんの肌着の中をチェックしてみましょう。もしかして、衣服のタグが肌を刺激してチクチクと痛みを生じさせてしまっているのかもしれません。

環境の変化に不安を生じる

赤ちゃんは、この世に生まれてきてまだ数ヶ月〜数年です。ほんの些細な環境の変化だけでも、不安になり、怒り出します。例えば、人が密集して居心地の悪い満員電車の中や、大きな音がする花火大会などでの環境に恐怖や怒りを抑えることができなくなるでしょう。

対策としては、赤ちゃんが落ち着ける環境を作ってあげることです。赤ちゃんの落ちつける場所は、なんといってもお母さんのお腹の中でしょう。胎内の音に似ているカシャカシャとビニールをこすり合わせる音をたてるなどして安心感を与えてあげると良いですね。

また、赤ちゃんがお気に入りのオモチャなどを持ち歩くことで、赤ちゃんの気をそらして怒りを鎮めることができます。

怒りっぽくならないようにするには

怒りっぽくならないようにするには

赤ちゃんが怒りっぽくならないようにするには、親や祖父母など周りの対応がとても重要です。周りの大人たちが、赤ちゃんの気持ちを落ちつけさせてあげることで赤ちゃんの情緒が安定し、赤ちゃんが怒りにくい環境が整うのです。

赤ちゃんを十分に甘えさせてあげる

赤ちゃんは、人から愛されることで安心感を得ることができます。愛されることを実感できれば、怒りっぽくなることはありません。赤ちゃんは親から愛されることを、お母さんの優しい声や、温もりで感じるでしょう。「甘えさせすぎは良くない!」などという考え方はやめて、思い切り抱きしめたり、声をかけてあげたりしましょう。

大人はヒステリックにならないこと

赤ちゃんの周りにいる大人がヒステリックだと、赤ちゃんも怒りっぽくなります。子供は大人の姿を見て育ちますから、当然のことですね。赤ちゃんの前ではヒステリックな性格を抑える努力をしましょう。そして、いつも温厚に接することを意識してください。

頭ごなしに怒らない

赤ちゃんの自我が芽生える2歳前後になると、ついつい怖い顔をして赤ちゃんを怒ってしまいがちです。ですが、これでは赤ちゃんに悪いことだと伝える前に、強い恐怖を与えてしまうでしょう。

例え、赤ちゃんが癇癪を起こすくらいにひどい怒りを発したとしても、教え諭すように、落ちつかせてあげましょう。特に、好奇心が現れやすい1歳前後は赤ちゃんのイタズラが現れやすくなります。親は、赤ちゃんのイタズラに対して鬼のような形相で怒ってはいけません。

泣いたらすぐに対応してあげる

赤ちゃんは泣くのが仕事です。「泣いているのに、自分の元に来てくれない」「かまってくれない」というのが続くと、赤ちゃんの中で怒りになるでしょう。ですが、赤ちゃんが怒らなくなったら、赤ちゃんは親に欲求を訴えることを諦めてサイレントベイビーになってしまうことでしょう。

こうなってしまわないためにも、赤ちゃんの怒りに気づいたらすぐにでも赤ちゃんの元に行って、かまってあげましょう。

赤ちゃんの怒りはSOS

赤ちゃんが怒るという行為は、ママとの意思疎通がなかなかできなかったり、不快で体調が悪いなどのSOSなのです。怒りやすい親の元に育った赤ちゃんは、親の姿を見て育つために、怒りやすい性格に育ってしまうという傾向があります。大人が余裕ある育児を心がけ、生活環境を整える必要があるでしょう。

また、赤ちゃんの怒りを抑制させるためにも、赤ちゃんの気に入ったおもちゃやグッズを見つけておいたり、赤ちゃんの体温や体調に気をつけてあげる必要があるでしょう。

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