【2020年版】小学生に人気の習い事とは?選び方や費用を合わせて紹介

子供に習い事をさせようと思うが、どのような習い事があるか分からないという人もいるでしょう。小学生の習い事は、大きく分けて運動系のものと学習系のものがあります。この記事では小学生に人気の習い事について、その特徴と月謝の平均額をご紹介します。

調査結果から見る小学生の習い事人気ランキング

はじめに、最近の小学生に人気の習い事はどのようなものか、実際に習い事をしている小学生の子供がいる保護者に調査した結果を見ていきましょう。

電機メーカーである『NEC』が、2020年4月に小学校の必修科目になるプログラミングに関する意識調査を行ないました。それに伴い、現在、小学生の子供にどのような習い事をさせているかについてもアンケートを実施しました。

その結果は以下の通りになっています。

順位 現在習っているもの 今後習わせたいもの

順位 現在習っているもの 今後習わせたいもの
1位 水泳 英語・英会話
2位 学習塾 水泳
3位 ピアノ 学習塾
4位 英語・英会話 ピアノ
5位 書道 書道
6位 サッカー そろばん
7位 そろばん プログラミング
8位 体操 サッカー
9位 野球 体操
10位 ダンス ダンス

NECパーソナルコンピュータ株式会社「プログラミング学習とパソコン使用実態に関する調査」(対象:全国の小学生の子どもがいる保護者 8,626名(子ども10,669名)調査期間:2019年12月18日~12月20日)
http://nec-lavie.jp/common/release/ja/2001/2103.html

小学生に人気の習い事トップ10

『NEC』が調査した結果、小学生に人気の習い事は水泳がトップでした。10位までの結果を見てみると、体を動かす運動系の習い事は、水泳、サッカー、体操、野球、ダンスの5つで、技術や学習系の習い事は、学習塾、ピアノ・英語・英会話、書道、そろばんの5つとなっています。

こうして見てみると、運動系と学習系の習い事の人気はちょうど半々ということが分かります。これから習わせたいと考えている習い事には、現在の人気ランキング外の「プログラミング」が入っていますね。これは、2020年から小学校でプログラミングが必修科目になることに関係していることが予想されます。

早速、以下に小学生に人気の習い事について、かかる費用の平均額とともにご紹介します。

水泳

子供の習い事の人気ナンバーワンの水泳は、水の中で腰や脚に負担をかけずに全身運動ができる点がおすすめの習い事です。

小学生の成長期に、全身運動をして筋肉をつけることや心肺機能を鍛えることは、健康に大変良いことと言えます。水泳は、無理な負担をかけることなく、体を鍛えることができるスポーツです。

そして、習い事の魅力のひとつである「達成感」を味わうことができるのも、水泳の良いところです。泳げなかった子が泳げるようになり、色々な泳ぎ方ができるようになったりすると、子供の自信につながります。

月謝の相場

水泳の月謝の相場は、5,000円~8,000円です。プールへの送迎バスを使うときは、月謝にプラスして月に1,000円~2,000円ほどかかります。

学習塾

中学受験を考えている小学生に人気なのは、学習塾です。受験対策のために、中学受験専門のコースがある塾へ通う小学生は多く、受験に関するノウハウも学べるため人気があります。

また、受験を考えていない場合でも、学校で学んだことの復習や苦手な教科の補習を受ける目的で塾へ通う小学生もいます。小学校とは違う先生と友達と一緒に勉強するのは子供にとっては刺激になり、勉強への苦手意識を克服するためには良いでしょう。

月謝の相場

学習塾の月謝は、「個別」か「集団」か、「補習塾」か「進学塾」かなどで異なりますが、一般的に、学習塾の月謝は10,.000円からが相場です。

ピアノ

ピアノは、昔から習い事の人気ランキングで上位に入る習い事です。女の子にはもちろん、最近は男の子も音楽の基礎が身につくことで人気になっています。

そして、ピアノはリズム感を養うほか、指先を動かしながら音符を見る動作が、脳の発達に良いとされています。ピアノは練習をしなければ弾けるようにならないため、地道な努力が必要です。そのため、毎日少しずつ練習を続け、曲が弾けるようになる過程は「努力する習慣」が身につく習い事と言えます。

月謝の平均

ピアノの月謝は、「個人レッスン」か「グループレッスン」かにより異なりますが、平均で5,000円~12,000円ほどです。月謝のほかに、自宅で練習するためのピアノと教本などが必要です。

英語・英会話

小学校では2020年から英語が必修科目になることから、人気の習い事としてランクインしています。また、英語教育は幼い頃から始めることで、ヒアリング力が身につくことが期待できるため、小学校に入学する前から習わせる人が多い習い事です。

英語・英会話教室は、無料体験を行なっているところが多いので、気になる教室をいくつか見学して子供に体験させてみるのが良いでしょう。

月謝の平均

英語・英会話の月謝は、教室によって異なりますが、平均で6,000円~8,000円ほどです。月謝のほかに年間10,000円~20,000円ほどの教材費がかかります。

書道

書道は、低学年でも高学年でも習い事の人気ランキングの上位に入っている習い事です。昔から学校で書道の時間があることや、きれいな字が書けるための基礎が身につくことが人気の理由です。

最近は、スマホやパソコンの普及で大人は字を書く機会が減っていますが、子供は学校で字を書く機会が多いものです。作文などを書くときに美しい字を書けると良いですね。

月謝の平均

書道の月謝は、ほかの習い事と比べる、2,500円~4,000円ほどで高額ではないのも魅力です。必要なのは、筆などの道具代、昇級試験を受けるときはそのための検定料です。

サッカー

サッカーは男の子だけでなく、女の子にも人気がある習い事です。親がサッカー好きで、小さな頃から一緒に見ていたことから、子供がやりたいと言い出して習い始めることが多いようです。

サッカーは、チームメイトと力を合わせてプレーすることが大切なため、協調性が身につきます。また、練習や試合で広いコートを走り回るため、体力がついて風邪をひきにくくなったという人もいますよ。

月謝の平均

サッカーの月謝は、クラブチームに入団する場合は5,000円~7,000円が平均です。そして、クラブチームは、チームのユニフォームやウィンドブレーカー、ベンチコート、バッグなどを揃えることも多いため、諸費用がかかります。

一方、地域のスポーツ少年団の場合、月謝は2,000円~3,000円ほどです。

そろばん

昔の習い事といえば、そろばんと言われるほど人気の習い事でしたが、今でも小学生の習い事として人気があります。

そろばんは、計算力が養われて数字に強くなるメリットがあります。暗算ができるようになると、授業でもスムーズに計算することができるため、算数が得意になってほしいとの親が習うようにすすめる場合も多いようです。

月謝の平均

そろばんの月謝は、平均で3,000円~10,000円ほどです。検定を受けるときは、検定料が必要になります。

体操

小学生の低学年に人気なのが体操です。低学年のうちは、遊びを取り入れ、子供の興味を引くような練習内容で、楽しんで行なうため子供に人気な習い事のひとつです。

体操は、運動神経の基礎を鍛え、柔軟性を養う練習など、運動神経の基礎を整える効果が期待できます。また、体を動かすことで体力がつき、健康に良いと親からも人気です。

月謝の平均

教室によっては、おそろいのTシャツを揃える必要があるところもありますが、平均の月謝は5,000円~8,000円ほどです。

野球

昔は男の子の習い事といえば野球でした。今でも人気のスポーツで、野球を習っている小学生は多いです。野球はチームプレーなので、仲間と助け合い、ポジションを与えられると責任を持つことの大切さを学ぶことができます。また、挨拶などの社会性を身につければ、将来役立つということも人気の理由のひとつです。

月謝の平均

野球の月謝は1,500円~4,000円ほどで、練習着のほかユニフォームや道具などが必要です。

ダンス

ダンスは中学校の体育で必修化したことをきっかけに習い事としても人気が出てきました。ダンスが苦手な子供は、中学校にあがったときに少しでも踊れるように習っておくと良いですね。そして、ダンスはリズム感が身につき、練習をこなすことで体力がつくところも人気の理由です。

月謝の平均

ダンスの月謝の平均は、5,000円~8,000円ほどです。月謝のほかには、練習着やシューズ、発表会にでるときは衣装代などがかかります。

最近注目の小学生に人気の習い事

小学生に人気の習い事をご紹介してきましたが、ほかにも最近注目されている人気の習い事があります。早速ですが、以下に小学生に人気が出てきている習い事について、平均月謝とともにご紹介します。

空手

小学生には武道系の習い事も人気が出てきています。そのなかでも一番人気なのが「空手」です。空手は、礼儀を重んじる武道で、小さな子供でも練習前は正座で挨拶してから始めます。また、目上の人を敬い、適切な言葉遣いで会話することで空手を習うことで礼儀作法が身につくところも人気の理由です。

月謝の平均

ほかの習い事と比べるとお手頃で、2,000円~6,000円が平均です。空手を習うときは、道着や防具、大会参加費、検定料などが必要です。

テニス

ここ最近、日本人のテニスプレーヤーが世界で活躍していることから、習い事にテニスを選ぶ子供が増えてきています。

テニスは見た目以上に体力を使うスポーツです。試合中はコート内を走り回る持久力、ボールを追いかけるための瞬発力も必要です。

また、試合中は技術だけでなくメンタルが強くないと勝てません。テニスを習い、練習や試合をすることで精神的に鍛えられるでしょう。

月謝の平均

テニスの月謝は5,000円~10,000円程度です。テニスラケットやウェアが必要です。

プログラミング

小学校で2020年からプログラミングが必修化することで、プログラミング教室が注目されてきています。

プログラミングというと、「パソコンを使って何かをする」というイメージを持つ人が多いでしょう。しかし、プログラミングを小学校で学ぶ目的は、プログラミングに必要な「ものごとを順序立てて考え、模索しながら問題を解決する力」を養うためです。

小学生が通うプログラミング教室には、ロボットを動かしたりアプリを開発したりするなど、様々な内容のものがあります。

月謝の平均

プログラミング教室の月謝は、6,000円~15,000円ほどです。教室の内容によって差があるため、気になる内容の教室があったら、問い合わせてみましょう。

絵画教室

絵を描くのが好きな子供には絵画教室がおすすめです。絵画教室では、絵を描いたり作品を作ったりすることで、子供の想像力や表現力を伸ばすことができます。

教室では、家ではあまり経験できない油絵や版画などを学ぶことができるのも魅力と言えます。また、絵を描くことで表現する楽しさや喜びを味わい、一生の趣味とすることもできる点も人気の理由でしょう。

月謝の平均

絵画教室は、個人宅で習うか数人で習うかによって月謝が変わってきます。一般的に、3,000円~10,000円程度で、絵の具やスケッチブックなどが必要です。

小学生のうちから習い事を始めるメリット

これまで、小学生に人気の習い事とトップ10には入っていませんが、人気が出てきている習い事についてご紹介してきました。

昔は小学生が習い事をしていることは稀で、子供は学校が終われば外で遊ぶという時代もありました。もしかしたら、おじいちゃんやおばあちゃんから、「小学生のうちは習い事なんてさせないで遊ばせなさい」などと言われたことがある人もいるのではないでしょうか。

果たして、小学生のうちから習い事をするとどのようなメリットがあるのでしょうか。

子供の世界が広がる

子供は、小学校のクラスの友達や近所の友達と関わることが多いですが、習い事をすると学区外の子供と触れ合う機会があります。習い事によっては、性別や年齢に関係なく幅広い年齢の子供と出会うことができます。

習い事を通じて様々な仲間や指導者の大人と出会うことで子供自身の世界が広がり、そのなかから協調性や自立心が芽生え、子供の成長につながるのです。

子供の自信につながる

小学生のうちから習い事を続けると、はじめはできなかったことが少しずつでも進歩し、できるようになっていきます。このことは、子供自身が「自分にもできる」と感じることができ、自信になるのです。

団体競技の場合、レギュラーに選ばれないこともあるかもしれません。しかし、そこで「悔しさ」を知り、努力してレギュラーの座を勝ち取ろうとする競争心が芽生えます。

このように、習い事を通して子供が自信をつけたり、悔しさを知ったりすることが良い経験になりますよ。

スキルが身につく

小学生のうちは、何でも吸収する時期です。興味を持ったことを始めることでどんどん上達し、将来の学業や仕事に役立つかもしれません。この時期に習い事をすることで、様々なスキルを身につけることができるのです。

小学生の習い事の注意点と選び方

小学生のうちから習い事をすると、メリットがあることが分かりましたが、子供にどのようなものを習わせたら良いのでしょうか。

次に、小学生の習い事を選ぶポイントをいくつかご紹介します。

子供の気持ちを尊重して選ぶ

子供は「お友達が行っているから自分も習いたい」「格好良いからやってみたい」などという理由で習い事を選ぶことがあります。また、親が習わせたいと考えている習い事ではないものをやってみたいと言うこともあるでしょう。

そんなときは、まず子供の話をしっかり聞いてあげましょう。「どうせすぐにやめてしまうでしょう」などとはじめに否定せず、なぜやりたいのか、始めたら続けられそうなのかをよく話し合うことが大切です。

特に低学年の頃は、習い事がどのようなものか理解していないことが多く、見た目や楽しそうだから「やってみたい」と言っていることがほとんどです。その場合でも、子供のやる気を尊重し、その習い事について親子でじっくり話し合いましょう。

ピアノを習いたいと言い出したら、ピアノを習い始めたら家でも練習が必要なことなど、子供が納得できるように習い事について理解させることも重要です。

体験レッスンで教室の雰囲気や我が子の様子を観察する

子供が習い事を始めたいと言ってきたら、その習い事が我が子に合っているかと考えることがあるでしょう。外で遊ぶことが好きな子なのに、ピアノを習いたいと言い出したら、「じっと座っていられるのか「練習を嫌がって投げ出さないか」など、心配になってしまいますよね。

しかし、子供は親が思っていた以上に真剣に取り組むことがあります。また、じっと座っているのが苦手なのではないかと親が思っていたが、習い事を始めたら集中して取り組み、驚いたということもあるのです。

習い事を始めると、これまで見せなかった姿を見せるようになったり、親が想像していた以上に練習熱心だったりすることがあります。そのため、「どうせすぐにやめてしまう」と思わず、体験レッスンなどで子供がその習い事にどのように取り組むかを見ることをおすすめします。

また、教室によって指導方針が異なる場合があります。さらに、指導者によって子供に対する接し方も変わってきます。実際に見学に行き、その教室が子供に合っているかを見極めることも重要です。

続けることで楽しさや喜びがあることを子供に伝えて始める

どのような習い事であっても、それが子供に合っているかある程度続けてみないと分かりません。それと同時に、習い事の楽しさや喜びも続けることで得られるものです。

ピアノを習うことになったとき、子供はピアノを弾く楽しさを感じるでしょう。しかし、だんだん難しい曲を習うようになったら、レッスンの時間以外に自宅で練習をしなければ上手に弾けるようになりません。

練習が嫌いだからといって、ピアノをやめてしまったら「弾けるようになる喜び」を感じることができないのです。子供が習い事をしたいと言ってきたとき、話し合って歩い程度の期間は続ける約束をすると良いでしょう。

そして、続けることで見えてくるものがあることを伝え、親がサポートしながら一緒に習い事を選ぶようにするのをおすすめします。

無理なく通わせられる習い事を選ぶ

子供の習い事は、様々なものがありますが、なかには月謝が高額なものがあります。子供がやりたいことを習わせてあげるのは大切ですが、月謝が家計を圧迫してしまうようなものを選ぶのは避けたほうが良いでしょう。

また、習い事によっては揃えるものが高額で、年に数回交換しなければならないなど、月謝以外にも費用がかかることを踏まえて習い事を選ぶ必要があります。

子供の習い事に関心を寄せる

子供が習い事を始めたら、指導者に任せきりにせず親が習い事に関心を持って関わるようにすることが大切です。

子供が習い事から帰ってきたら、その日にやったことを聞くようにすることで、子供も自分の習い事に親が関心をもってくれていることを感じます。そうすれば、習い事を続けていくうえで、悩みを抱えたときや相談したいことが出てきたときに、親に話してくれるでしょう。

子供は親に関心を持ってもらっていることを感じると、「もっと上手になって褒めてもらいたい」「楽しいことがあったので聞いてほしい」と、モチベーションを上げることができるのです。

小学生の習い事にかかる平均教育費

小学生の習い事について、平均的な月謝はいくらくらいなのでしょうか。

『ソニー生命』が行なった「子どもの教育資金に関する調査2019」によると、小学生の習い事にかかる平均支出額は、月に17,877円でした。

この金額は調査した前の年の15,456円に比べ、少し上がってます。『ソニー生命』の調査結果を見ると、2016年の調査から年々、小学生の習い事にかかる費用は上がっていることが分かります。

ソニー生命「子どもの教育資金に関する調査2019」:https://www.sonylife.co.jp/company/news/30/nr_190228.html#sec8

小学生の習い事事情

子供に人気の習い事をご紹介してきましたが、小学生の習い事ついて、親が送迎しているのか時間帯はどうしたら良いか、気になる習い事事情について知っていきましょう。

小学生の習い事の送迎について

小学生に習い事をさせるとき、場所によっては親が送迎する必要があります。家から遠い場所にある場合、送り迎えに往復1時間から2時間ほどかかる場合もあるかもしれません。

一旦家に帰れる距離でない場所になるときは、子供を送っていき車の中で待っている人もいるでしょう。子供が習い事をするときは、このように親が時間を費やす必要があることも視野に入れなければなりません。

スイミングスクールなど、送迎バスがある場合はバスを利用することや、地域のファミリーサポートに頼む方法もあるので、検討してみても良いですね。

小学生の習い事の時間帯や曜日はどうする?

小学生が習い事をするとき、平日の放課後か学校が休みである土日にするかの選択になりますよね。

学校が終わってからの習い事の場合、共働きの家庭では子供の送迎の問題があります。低学年のうちは一人で行かせるのが心配だということで、土日の習い事を選ぶ人もいます。

低学年のうちは土日にし、高学年になって一人で通えるようになったら平日にする方法もありますね。

子供が習い事を辞めたいと言ったらどうする?

小学生の子供たちは、習い事についてどのように思っているのでしょうか。もし、子供が習い事を辞めたいと言ってきたらどう対処すれば良いかを考えてみましょう。

小学生が感じている学習塾・習い事への意識

少し前の調査結果になりますが、平成20年に文部省が行なった「子どもの学校外での学習活動に関する実態調査報告」で、小学3年生から6年生までに、学習塾と習い事についての意識を調査しています。

この結果を以下の表にまとめてみました。

【学習塾についての意識】

学年 好き・とても好き ふつう あまり好きではない・嫌だ
3年生 59.7% 23.8% 9.5%
4年生 58.8% 22.5% 12.1%
5年生 58.6% 23.6% 12.0%
6年生 56.3% 25.1% 12.6%

 

【習い事についての意識調査】

学年 好き・とても好き ふつう あまり好きではない・嫌だ
3年生 80.9% 11.1% 3.6%
4年生 80.9% 10.6% 4.1%
5年生 80.0% 11.6% 4.1%
6年生 78.7% 12.5% 4.0%

<参照>
文部科学省「子どもの学校外での学習活動に関する実態調査報告」(平成20年8月):https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/20/08/__icsFiles/afieldfile/2009/03/23/1196664.pdf

小学生が学習塾・習い事を嫌いな理由

文部省の調査によると、小学生が学習塾を「あまり好きではない・嫌だ」と答えた理由で最も多いのは、「疲れるから」という理由でした。次に多かったのは「勉強が嫌いだから」です。

そして、習い事について、「あまり好きではない・嫌だ」と答えた理由で最も多かったのは、こちらも「疲れるから」でした。次いで多かったのは「友達と遊べないから」との理由です。

全体的に、子供が習い事を「あまり好きではない・嫌だ」と感じているのは、全体の4%ほどです。ということは、ほとんどの子供が習い事に関してはそれほど嫌だとは思っていないことになります。

嫌だと感じている子供は、学校から帰ってきて友達と遊びたいのに習い事へ行かなければならないのが嫌なのです。そして、学校から帰ってきてすぐに習い事に行かなければならず、体が休まる暇がなく、疲れると感じているのでしょう。

子供が習い事を辞めたいと言ってきたらどう対処する?

子供自身がやりたいと言って始めた習い事を辞めたいと言い出したらどうしますか?親としては、一度やると言ったのに途中で辞めさせたら何でも最後までやり遂げない子供になってしまうのではないかと心配になるでしょう。

しかし、子供が辞めたいと言ってきたのには何か理由があるはずです。まずは、なぜ辞めたいのか親子でじっくり話し合ってみるのが大切です。そして、子供と相談しながら、回数を減らす、ほかの曜日に変更してもらうなど、できる方法を模索してみましょう。

子供の気持ちを尊重して習い事を決めましょう

小学生に人気の習い事についてご紹介してきましたが、子供に習い事をさせるときに大切なのは「子供自身の意志」です。親が習わせたいだけで通わせても、子供がその習い事に興味を持っていなかったら子供にとっては苦痛になる場合があります。

子供に何か習わせたいと思ったときは、子供がどのようなことが好きなのかをよく考えてあげてみましょう。体を動かすのが好きなのか、学ぶことが好きなのかを見極めて、何を始めるか子供とよく相談して決めるのが大切です。

気になった習い事があったら、子供に合うか体験コースなどに申し込んでみると良いですね。

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