6歳くらいになると乳歯が抜け始め、だんだんと永久歯が生えてくるようになります。歯が1本ずつ抜けていくと、大人になっていくんだな~と子供の成長を実感しますよね。屋根の上に投げるといいというジンクスがあったり、外国では歯の妖精に渡すとお小遣いをもらえたりする習慣もあります。最近はかわいい乳歯用のケースもあるので記念にとっておくのもいいですね。名前の通り、乳歯は乳幼児期の子供の歯、永久歯はその後一生にわたって使う大人の歯ですが、見分けはつきますか?ぱっと見ではわかりにくいですよね。乳歯と永久歯、それぞれ何本ずつ生えるか知っていますか?実はそれぞれ生える本数が違うのです!今回は乳歯と永久歯の本数の違い、見分け方についてご説明します。
乳歯と永久歯のそれぞれの本数は何本?
乳歯と永久歯、それぞれ何本ずつ生えるのでしょうか?
乳歯は20本、永久歯は28~32本生えます。
永久歯の数にばらつきがあるのは、親知らずの数など、個人差があるためです。
子供の頃は体が小さく顎も小さいため、乳歯の20本で口の中はいっぱいですが、
大人になって顎が大きくなると永久歯が全部生えてちょうどいいバランスになるので心配はいりません。
生まれつき歯の本数が少ない場合もあります。
歯並びが気になるようでしたら、早いうちから歯医者さんに相談しましょう。
6歳頃から生え替わり始め、12歳頃にすべての永久歯が生え揃うことが多いですが、蠅代わりの時期などは個人差も大きいため、2年くらい前後することもあります。
乳歯と永久歯の違いは? どうやって見分けるの?
乳歯と永久歯、どちらもぱっと見は同じように見えますが見分けることはできるのでしょうか?
乳歯は色が白っぽく、永久歯の方が少し黄色っぽく見えます。
歯の表面はエナメル質という透明な組織で覆われており、その内側に象牙質という少し黄色っぽい組織があるのですが、永久歯のほうがエナメル質の透明度が高いため、象牙質の色が乳歯よりよりはっきり見えるためです。
乳歯の方が虫歯になりやすいという性質もあるので、しっかり磨いてあげましょう。
その他の見分け方としては、永久歯の方が乳歯より少し大きく、高さも高いことが多いです。
乳歯は基本的に真ん中の下の歯→真ん中の上の歯→その隣の下の歯→その上の歯…というように下と上を交互に真ん中から奥歯にかけて抜けることが多いので、抜ける順番からもある程度乳歯と永久歯を見分けることができますよ。
基本的に乳歯は自然に抜けるのを待ちますが、乳歯の虫歯が悪化してしまった時など、例外的に乳歯を早めに抜いたほうがいい場合があります。
かといって、無理矢理抜くのは痛いですし、歯の根っこが歯茎の中に残ってしまってはたいへん!
自己判断せず歯医者さんに相談しましょう。
永久歯は一生使う大事な歯!
かわりの歯は作られないので大事にするのはもちろんですが、乳歯も永久歯に大きな影響を与えるため虫歯にならないようにしっかりケアしましょう!
永久歯は乳歯の生えている場所を目印に生えてきます。
なので、乳歯が虫歯で予定よりはやく抜けてしまうと永久歯の生える場所がわからなくなってしまい、ゆがんで生えてしますことがあります。
一生にわたってしっかり使える歯のためにも毎日の歯磨き、定期的な歯の検診が大切です。
特に生え替わりの頃は、乳歯と永久歯が入り混ざって歯の隙間に食べカスがはさまりやすかったり、磨き残しが多くなってしまいがちですので、しっかり仕上げ磨きをしてあげてくださいね。