朝起きられない社会人必見!その原因と目覚ましアプリや生活習慣の改善でできる9個の対策

「朝起きられない」そんな悩みを抱えている人はいませんか?寝坊をしてしまったり、ひどいときには会社に遅刻をしてしまうことも。このような人はなかなか周囲の人達からは理解されず、甘えが原因だと決めつけられてしまいがちです。しかし、本当にそうなのでしょうか?「今の状況を変えたい」そう思っているあなたに、朝起きられない本当の原因とその改善方法をご紹介していきます。

これって甘え?朝起きられない人が抱える深刻な悩み

朝起きられない人は、決して「起きなくてもいいや」という気持ちでいるわけではありません。起きられるものなら朝スッキリと目を覚まし、余裕をもって出勤までの時間を過ごしたい。そう思っている人は少なくありません。
では、朝起きられない人は普段、どのような悩みを抱えているのでしょうか。

二度寝常習犯や朝起きられない人が抱える深刻な悩みとは?

  • 目覚ましをかけてもそれ通りに起きられない
  • 朝起きられないと自覚をしている人は、きちんと目覚ましをかけたにも関わらず、なかなかそれ通りには起きられません。朝起きて、止めた覚えのない目覚まし時計を見ながら「なぜ起きられないのだろう?」と絶望的な気持ちになります。

  • 仕事にたびたび遅刻してしまう
  • 朝決まった時間に起きられないということは、もちろんその後の予定にも支障をきたします。そして残念なことに、こういった人はたびたび仕事に遅刻をしてしまう傾向にあります。仕事に遅刻をすれば社会人としての信用を失うことにもつながり兼ねません。職場仲間からは白い目で見られ、上司には目をつけられてしまう…。そうなってしまったら、会社に居づらくなってしまいます。そうなる前にどうにかしたいと悩んでいる方が多いようです。

  • 出勤前の時間に追われてイライラしてしまう
  • 朝起きられない人は、遅刻ギリギリの時間まで寝てしまいがちです。そのため、起きてから出社するまでの時間に余裕がありません。バタバタと朝の準備を済ませ、バタバタと家を出る毎日。毎日予定通りに事が運べばいいのですが、予想外の出来事はつきものです。子どもがいる主婦だったらなおさら。忙しい朝に限って事件が起きたりします。
    そうなってしまった時に時間に余裕がないと、精神的にも追い込まれ、ついイライラしてしまい、周囲の人に当たってしまったりするのです。こうならないように余裕をもって起きたいのに、朝起きられない人はそれができないことに頭を悩ませています。

  • 身近な人に怠けや甘えだと思われてしまう
  • 朝起きられない人は、なかなか周囲から理解が得られません。「何で毎日目覚まし通り起きられないの?」と責められてしまったり、怠けや甘えだと思われてしまったり。自分に甘いからだと周囲から冷たい目で見られてしまいます。だからといって、努力をしてみてもなかなか改善されず、自分自身も自信を失っていってしまいます。

  • 時間を無駄にしてしまう
  • 朝起きられない人の悩みは平日だけではありません。休日、仕事がないからとつい気を抜いてしまい、起きたら昼をとっくに回っていたなんてことは日常茶飯事です。そのため、せっかくの休日に何もせずに終わってしまうこともしばしば。「朝起きることができれば、充実した休日にすることができるのに」と休日のたびに思い悩んでいます。

    このように、朝起きられない人は多くの悩みを抱えています。そして、朝起きられない日が続くと、次のような結果を招いてしまうこともあります。

「仕事に行きたくない…」朝起きられない日が続いた結果

  • 仕事を欠勤しがちになってしまう
  • 朝起きられないせいで、仕事に遅刻してしまうことがたび重なると、職場での居心地が悪くなってしまうことがあります。そうなってしまうと、仕事に行くこと自体が苦痛になってしまいますよね。それによって、さらに朝起きることができなくなくなってしまい、負のサイクルにはまってしまうのです。
    結果、「どうせ遅刻をするなら休んだほうがいい」という考えに及び、仕事を欠勤しがちになってしまいます。

  • 何事にも意欲がわかなくなってしまう
  • 朝思うように起きられない人は、一日の出だしでつまづいているのと同じことです。そのため、何をやってもうまくいかないような気持になってしまったり、後の予定が詰まってしまってイライラしてしまったりと、物事に集中できなくなってしまいます。その結果、何事にも意欲がわかなくなってしまうのです。

  • 身近な人の信頼を失ってしまう
  • 朝起きられないことが何度も続いてしまうと、家族や友人といった身近な人にまでに怠けているのではないかと思われてしまいます。そして、それを繰り返していくうちに、最終的には信頼そのものを失ってしまうことになりかねません。

意志が弱いからとは限らない!朝起きられない本当の原因

では、朝起きられない人は、朝起きられる人と何が違うのでしょうか?「意志が弱いからいけないんだ…」と決めつけてしまい、その人自体が本当の原因をつかめていない場合があります。

あなたが朝起きられないのは、本当に意志が弱いからなのでしょうか?朝起きられないといった症状にはさまざまな原因があることが分かっています。では、ここからはその原因をご紹介していきます。

自律神経の乱れ

朝起きられない原因の一つとして、自律神経の乱れがあげられます。この自律神経のバランスは、目覚めの良さと関係することが分かっています。自律神経には活動するための交感神経と休養するための副交感神経の2種類があり、日中は体が活発に動くように主に交感神経が、夜になると体を休めるために主に副交感神経が働くといったバランスを保っています。
こういったバランスは、徹夜や夜更かしを続けていると、本来なら副交感神経が働かなければならない夜に交感神経を刺激してしまい、朝になったら働かなければならない交感神経がうまく働かなくなってしまうのです。それによって、朝起きられなくなってしまいます。

低血圧で朝起きられない

低血圧は、心臓から血液を送り出す力が弱い人のことを言い、このような人ほど目覚めが悪い傾向にあり、アドレナリンとノルアドレナリンの分泌に時間がかかります。そのため目覚めが悪く、朝起きられなという症状につながってしまいます。

栄養バランスの乱れや生活習慣の乱れによって朝起きられない

生活習慣の乱れは、自律神経で紹介した睡眠不足だけではなく、栄養バランスの乱れなどもあげられます。例えば、“鉄分が足りないと貧血になりやすくなる”ことは知っている人も多いかと思いますが、貧血状態になると低血圧の時と同様の理由で朝起きられない症状が起きてしまいます。
また、鉄分には酸素の働きを助ける役目があるので、鉄分不足によって酸素の働きが弱まるとセロトニンやノルアドレナリンが十分に作られず、気持ちが不安定になってしまったり、やる気が出ないといった症状が現れます。そういった症状は、朝の気持ちのよい目覚めを妨げ、朝起きられないことにつながってしまうのです。

ストレスで眠りが浅くなって朝起きられない

何かとストレスのたまりやすい現代社会。人間関係のストレスや仕事でのストレス。特に女性は家事と育児をこなしながら仕事をしている人が多く、その分ストレスを感じています。人はストレスを感じるとアドレナリンが分泌することが分かっています。このアドレナリンは覚醒作用があるため、夜眠れなくなったり、眠りが浅くなってしまいます。このことから、ストレスは朝起きられない原因となってしまうのです。

女性特有のホルモンバランスの影響

女性の体はホルモンバランスの影響を受けやすい傾向にあります。特に生理前になると月経前症候群(PMS)に悩まされている人も多いと言われています。

月経前症候群とは、生理の1週間から2週間ほど前に出る体の不調のことを言い、主に肌荒れや体の痛み、便秘やむくみ、体重増加といった体に出る不調と、集中力の低下やイライラ、無気力や躁鬱状態など精神の不調をきたすと言われています。この生理前症候群の症状の中に、強い眠気が含まれています。朝起きられない時期が毎回この時期に当たるのであれば、もしかしたら生理前症候群が原因かもしれません。
また、妊娠しているとホルモンバランスが傾き、強い眠気を感じる場合があります。眠くて仕方がなくて病院に行ったら妊娠をしていた…というケースも実際にあるようです。

朝起きられない原因は病気の恐れも

ここまで紹介してきたどれにも当てはまらない場合、病気の可能性も考えられます。朝起きられない病気には、睡眠時無呼吸症候群やナルコレプシー(過眠症)、うつ病、起立性調節障害があると考えられています。当てはまる人は一度、医師に相談してみましょう。

休日の過ごし方も気を付けて!朝起きられない人に試してほしいおすすめの改善法

でお話しした通り、朝起きられない人には何かしらの原因があることが分かりました。原因があるのなら改善法もあるはず。
そこで、朝起きられない人におすすめの改善法をいくつかあげてみました。これらを意識するだけで朝起きられない症状が大幅に改善されることもあるので、ぜひ試してみてください。

規則正しい生活を心がける

規則正しい生活をするって案外難しいですよね。働いているとつい時間に追われ、睡眠時間を削ってしまいがちです。しかし、このような生活を続けていると睡眠ホルモンであるメラトニンの量が減り、睡眠の質が悪くなってしまいます。朝起きられない人はこの部分からの改善が必要です。夜決まった時間に寝て、朝決まった時間に起きる習慣を身につけましょう。
人は睡眠中、大体90分周期で浅い眠りと深い眠りを繰り返していると言います。したがって、6時間後や9時間後に目覚ましをセットして、それくらいの睡眠時間は確保したいところです。

寝る前にぬるめの湯銭にゆっくり浸かる

寝る2時間前までに38度~40度のぬるめのお湯にゆっくりと浸かることで、副交感神経の働きが優位になり体をリラックスさせる効果が期待できます。手足の血流が豊かになって、体の熱が放たれることで寝つきが良くなり、良質な睡眠が得られます。

寝る前にスマホやパソコンを見るのをやめる

寝る前、布団の中に入ってからもスマホをいじってませんか?明日の仕事の資料のチェックだといって、パソコンを開いていませんか?
スマホやパソコンなどのLEDディスプレイから放出される光には、ブルーライトという光が多く含まれています。ブルーライトを長時間浴びていると、睡眠ホルモンであるメラトニンが分泌されにくくなってしまい、それによって体内時計が狂ってしまいます。睡眠へと体が準備し始める夕方から夜にかけては、なるべくブルーライトを浴びることは避けましょう。

朝目が覚めたら日の光を浴びる

朝起きたらすぐに日の光を浴びられるように、少しだけカーテンを開けて寝てみてください。日の光を浴びると交感神経を刺激するセロトニンが分泌され、目覚めがよくなると言われています。朝起きられない人は、まず朝起きたら全身に日の光を浴びることが大切です。

目覚めたら手や足のストレッチをする

朝、目が覚めても起き上がれないような場合には、横になったままでも構わないので手足のストレッチをしてみてください。太ももを上げてみたり、腕を伸ばして手をグーパーさせてみたり、何でも構いません。このように筋肉を刺激することで、血液の流れが良くなって体温が上昇し、脳が活性化され目が覚めやすくなります。交感神経を優位にする働きもあるので一石二鳥です。

寝具を見直す

季節に合った布団を使っていますか?体が痛くなってしまうようなマットレスを使っていませんか?枕の高さは合ってますか?朝スッキリと起きられるような良質な睡眠を取りたいのなら、適切な寝具を選ぶことがとても重要です。
また、きちんとしたパジャマを着て寝るようにするのも効果的だと言われています。パジャマは体の締め付けが少なく、リラックスして眠ることができます。それに、パジャマを着ることで「今から眠るよ」というサインを体に出すことができるのです。

それでもだめなら病院へ

さまざまな方法を試してみても改善する兆しがみられない場合は、専門外来に受診することをおすすめします。朝起きられないという症状に病気が隠れている場合もあるからです。受診をし、治療を受けることで改善される場合もあります。

休日の正しい睡眠のとり方

仕事が休みだからと言って、昼過ぎまで寝ている人はいませんか?実は、この行為が体のリズムを崩す原因になってしまいます。
朝起きられないという症状を引き起こさないためには、例え休日であっても平日と同じ時間に起き、ある程度活動をすることです。「せっかくの休日なのだから…」と二度寝や長寝をしたいところですが、ぐっとこらえてください。
日頃の疲れを休日の睡眠で補いたい場合は、こうしてしっかりと起き、ある程度活動した後、午前中に仮眠をとるのが効果的です。ポイントは午前中という点です。仮眠をとる時間が遅くなれば遅くなるほど、夜の睡眠が浅くなってしまうため良質な睡眠が得られなくなってしまいます。

朝起きられない人に試してほしいおすすめの目覚ましアプリ7選

自分一人の力ではどうしようもない場合、朝起きることをサポートしてくれるアプリを使ってみるのも手かもしれません。ここからは、朝起きられない人にぜひ試してほしいアプリをご紹介していきます。

パズルアラーム

目覚ましを止めるときにパズルゲームをクリアしないと止まらない仕組みになっているアプリです。パズルをすることで脳を活性化させて、目を覚ますことができます。

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熟睡アラーム

日本睡眠学会評議員の内田直教授が監修していることでも知られているこのアプリ。浅い睡眠の時にアラームを鳴らしてくれる「スマートアラーム」機能付きなので、すっきりと目覚めることができます。
アラームを止める際には、「仲間はずれ探し」「計算」「シェイク」から選ぶことができ、この二つの機能を組み合わせることで、スッキリとした目覚めをサポートしてくれます。また、深い眠りに導いてくれる「熟睡サウンド」という機能も付いていて、眠るところからもサポートしてくれるのが嬉しいアプリです。

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東京西川の睡眠アプリ

老舗寝具メーカー「東京西川」が作ったアプリです。端末加速度センサーを利用し、眠りが浅い時に起こしてくれるアラーム機能がついています。
そして、このアラームをいかに早く止められるかを記録する「目覚ましタイムアタック」機能は、早く起きることができればできるほど達成感を得られるため、スッキリと目を覚ますことができることでしょう。また、寝付きの悪い時に、心地よい眠りを誘う「おやすみサウンド」機能も搭載。
さらに、毎日の睡眠リズムを記録してグラフにしてくれる「睡眠診断」機能や、それをもとにアドバイスしてくれる「快眠アドバイス」機能付き。眠りを知りつくしている寝具メーカーだからこそできた優秀なアプリです。

公式サイト:東京西川の睡眠アプリ

Sleep Meister

加速度センサーを利用し、眠りが浅いときに起こしてくれるアラームがついているのはもちろん、眠った時刻や起きた時刻。途中覚醒があったかどうか。高い質の睡眠がとれているかどうかなど、アプリが全て記録してくれます。
それに加えて、アルコールやカフェインの摂取はあったかどうかなどをメモする機能も付いています。毎日快適に起きられるだけでなく、睡眠の統計をしっかりと取って、より良い睡眠をサポートしてくれるのがこのアプリです。
また、このアプリの面白い機能は、アプリ内に録音機能があって、いびきや寝言の有無を確認できることです。自分では気づけない、睡眠時に起こっていることで睡眠の質を見極めることができるのは、とても嬉しい機能と言えるでしょう。

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無料アラームあさとけい

このアプリは朝起こしてくれるだけではなく、起きてから出かけるまでの時間をカウントしてくれるアプリです。ついだらだらと支度をしてしまっては、せっかく朝起きられたのが台無しになってしまいます。そうならないための嬉しい機能です。カウントダウンを声で知らせてくれるので、何度も確認する必要もありません。

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おこしてME

このアプリは、指定時刻に鳴るアラームの止め方を4種類から選ぶことができます。ストップボタンを押すだけで止めることができる『基本』機能。スマホを指定の回数シェイクしないと止めることができない『シェイク』機能。計算問題を解かないと止めることができない『数学問題』機能。そして、中でも面白いのが、設定した画像と同じ場所の写真を撮らなければアラームが止まらない『写真を撮る』機能です。寝ている場所から離れた場所を設定することで、どんなに眠くてもその場所まで行き、写真を撮らなければならないので、‟起きられないわけがない”と言っても過言ではない便利なアプリです。

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デラオキ

どんなに高機能であっても、アラームが聞こえないのではどうしようもないですよね。そこで、大音量でアラームを鳴らしてくれるアプリがこちらの『デオラキ』です。アラームを止めるには、端末を50回もシェイクしなければなりません。それでも起きられなかった場合は、Twitterと連動して起きられなかったことが自動ツイートされてしまう『デオラキツイート』機能が搭載されているので、「意地でも起きなければ!」という気持ちにさせてくれる面白いアプリです。

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朝起きられない自分を責める前にその原因に目を向けて

ここまで見てきたように、朝起きられない原因はたくさんあります。「自分の意思が弱いからだ」と決めつけず、まずはその原因を知り、さまざまな改善法を試してみてはいかがでしょうか。自分に合った改善法が見つかれば、今までとは違った朝が迎えられるかもしれません。

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