産まれてからおむつのお世話になる期間は、長いようであっという間。早いと1歳前後でおむつを卒業する子もいますね。だからこそ購入するべきか悩むおむつ用ゴミ箱。ここではおむつ用ゴミ箱のメリットとデメリット、そしてゴミ箱を使わない場合の処理方法を見ていきます。おむつ用ゴミ箱のオススメ商品もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
おむつ用ゴミ箱は必要？
出産準備をしている時に必要なのかな？と購入を迷ってしまう人が多いおむつ用ゴミ箱。どんな理由で必要なのか、実際使うのか調べてみました。
おむつの処理どうする？気になるニオイ
赤ちゃんが産まれると毎日使うことになるおむつ。自治体によっておむつの分別は異なりますが、可燃ゴミとして捨ててもいいという地域だと袋にいれてまとめてポイと捨てるのも間違いではありません。
でも、それができるのは離乳食がはじまる前までです。ニオイがきつくなってくると、おむつの捨て方にも工夫が必要になってきます。
ウンチの色やニオイは大事
赤ちゃんのウンチは成長や口にするものによって変化していきます。産まれてすぐの赤ちゃんは胎便という濃い緑色をしたウンチをするので、はじめて出産を経験するママさんは驚くかもしれません。その後は母乳やミルクなど赤ちゃんによって色は変わりますが、まだ意思の疎通が難しい赤ちゃんはウンチで健康を知ることが大事になってきます。
色やニオイは腸内環境のバロメーターです。おむつ替えを見ない、ニオイも嗅がないですることは、赤ちゃんから送られる病気のサインを見逃すことになります。
ニオイの原因はなに？
私たちはウンチはくさいものだと知っていますが、どうしてニオイがするのか知っていますか？原因は腸内細菌によるものです。大腸にはバクテリアが住んでいて、大腸に送られてきた食べ物の残りカスを餌にしています。このバクテリアが餌を分解する時に出す物質がウンチのニオイの元になっています。この物質は、特に動物性たんぱく質を分解する時に多く発生するので、肉や魚を食べるようになると臭いが強くなっていくんですね。
離乳食がはじまって完了期に近付くにつれ、私たち大人と同じようなニオイが尿やウンチからするようになります。そのため、最初は無臭だったおむつも、悪臭を放つことになるわけです。
何の対策もなく、使用したおむつを袋にいれたまま放置しておくと部屋中にニオイが充満します。
おむつ用ゴミ箱のメリットとデメリット
それでは、おむつ用ゴミ箱を購入した場合のメリットとデメリットを見て見ましょう。
-
メリット
- 臭いが漏れない工夫がされているので臭い対策になる
- おむつの処理が簡単
- リビングに置いていても気にならない
- カートリッジがあるものはコストがかかる
- おむつを卒業すると邪魔になる
デメリット
カートリッジ不要タイプや、おむつを卒業しても使えるものもあるので、デメリットはそれぞれ違います。
ゴミ箱以外の処理方法
おむつ用ゴミ箱以外に、どのような処理方法があるのでしょうか。コストをかけないでおむつを処理できる方法をまとめてみました。
消臭ビニール
専用の消臭ビニール袋を使えば大幅に嫌なニオイが軽減されます。自宅はもちろん外出先でもかさばらず便利です。サイズ展開も豊富ですから、小さい袋に1個ずつ、大きな袋に数個まとめて、など好きな形で捨てることができます。
驚異の防臭袋 BOS (ボス)
この商品は消臭効果がすごいということで有名です。少し値段は高いですが、不快な臭いに悩まされたくない方にオススメです。
- コスト：1枚/12円
- 袋の枚数：90枚入り
- 袋のサイズ：Mサイズ
- カラー：ホワイト・ピンク
ウィズベビー 処理袋 消臭タイプ
BOSに比べると臭いが気になるというレビューもありますが、コスト重視派の方にはオススメです。
- コスト：1枚/約2円
- 袋の枚数：120枚×2個 (240枚)
- 袋の大きさ：(横23cm×縦33.5cm)
お茶やコーヒー・重曹・新聞紙
お茶やコーヒーの出がらし、重曹には消臭効果があります。出がらしは捨てるものだからコストがかからず、重曹はお掃除に使うので常備している人も多いですね。おむつを捨てる時に振りかけたり、まとめて入れておくビニール袋に入れておくといいですよ。
また、新聞紙にも消臭効果があり、おむつを新聞紙にくるむとニオイが軽減されます。
蓋つきバケツと消臭剤で代用
おむつ「専用」ではなく、蓋つきのバケツを代用することができます。臭いが気になるようであれば蓋の部分に消臭剤を付けておくことをオススメします。
日本製 フタ付きバケツ においが漏れない ピタッとボックス
こちらの商品は10Lと15Lを選択することができます。丸ではなく四角い形は部屋の隅にピッタリです。
- 商品サイズ：外寸:約幅28×奥行26×高さ24.5cm （取っ手を含む高さ）高さ37cm 内寸:約幅24×奥行24×高さ24cm（上部） 約幅21×奥行21cm（下部）
- 重量：661g
- 容量：10L
- 原産国：日本
- カラー：ピンク、ブラウン、ブルー
現代百貨 蓋付きバケツ
こちらの商品は少し変わっていて、密閉はされない仕組みになっています。蓋は置いておくだけみたいですが見た目が可愛いです。
- サイズ：約22×22×20.5cm
- 材質：ポリプロピレン
- 原産国：中国
- 容量：約5L
- カラー：ブルー、ピンク、ベージュ
- 通常使用時フタに密封性はありません。
- フタを強く押し込むと完全密封されます。
- 開封する場合はフタの側面をラインに沿って切り取ってください。
- 密封できるのは、一回限りですのでご注意ください。
100均の蓋付きバケツ
ダイソーにも200円～300円枠で蓋つきバケツが売っています。100均で購入して自分好みにカスタマイズするのもオススメです。
ひよこのおむつの消臭剤
ゴミ箱のフタ裏に貼るだけのおむつにおいとりです。効果は約1ヶ月。
- 内容量：25g
- サイズ：95*25*145(mm)重量:25g
おむつゴミサワデー
効果は約1ヶ月～2ヶ月です。
- 商品サイズ： (幅×奥行×高さ) :93mm*28mm*180mm
- 内容量：2.7ml
ウンチはトイレに流す
紙おむつを可燃ゴミとしている地域でも「汚物の付いているものは不可」という注意書きがあったりします。紙おむつは汚物では？と思うかもしれませんが、これはウンチは入れないでねという意味になります。
衛生面ではもちろんですが、別に捨てることによってニオイは軽減されます。
流せるうんちヘラ 使いすてタイプ
水溶性の素材でできているので、ウンチをすくった後はそのままトイレに流すことができます。小さいので外出先時もかさばりません。
- 商品サイズ： (幅×奥行×高さ) :約7×12cm (組立て前)
- 原産国：日本
- 内容量：50枚
- 材質：水溶性紙
おむつ用ゴミ箱の選び方
おむつ用ゴミ箱はいろんなメーカーから発売されているため種類が豊富です。大きくはカートリッジが必要なものか、不要なものかに分けることができます。カートリッジが必要なタイプは専用のフィルムに包んで捨てることになるので、カートリッジさえ買い続けておけば処理方法を考える必要はありません。
ただ、デメリットでご紹介したように専用のカートリッジを購入する費用がかかります。カートリッジ不要のものは市販のゴミ袋が使え、専用のものを購入するよりコストを抑えることができます。専用のものに比べると、いろんなゴミ袋を試す必要がでてくる可能性があったり、専用のものはフィルム自体に防臭効果があるので、それらを使わない分ニオイが漏れやすいというデメリットがあります。
カートリッジ不要タイプ
こちらはカートリッジがいらないタイプです。市販のゴミ袋やレジ袋をセットするだけで使うことができます。
リトルプリンセス おむつ処理ポット
大きめのビニール袋が必要です。こちらは片手で操作できる簡単なタイプで「ポン」と入れて「くるっ」と回すだけでおむつの処理が完了します。
Sサイズのおむつであれば約70個ほど入るようです。水洗いも可能。おむつ用に使わなくなっても生ゴミの処理などに利用することができます。重さが約4キロあり、簡単には倒れません。
- 本体サイズ：幅415×奥行295×高さ730mm 重量：3.7kg
- 製造国：中華人民共和国
- 素材：ポリプロピレン、ABS(丸留め具)
(Smart Angel)コンパクトおむつペール
おむつ用ゴミ箱にしては小さめのタイプです。Sサイズのおむつが約10個ほど入ります。しっかり密閉でき、消臭剤ポケットもついているのでニオイ対策はバッチリです。
- サイズ：幅22×奥行30×高さ26ｃｍ
- 重量：520ｇ
- 素材：本体・ハンドル・ロック：ポリプロピレン/パッキン：シリコンゴム
ピジョン らくらくおむつポットン
袋はどんなものでも使えます。回転ドラムポケットにおむつをポンと入れて、ハンドルを手前に回転させるだけ。袋をセットした後は、片手で使用することができます。推奨サイズは50×70cmの30リットル相当のゴミ袋になります。
- 本体サイズ：組立て後サイズ:高さ540×幅267×奥行365mm
- 重量：3kg
- 製造国：中華人民共和国
ゴミ箱と専用カートリッジ
おむつ専用のゴミ箱とカートリッジになります。専用なので防臭効果に期待できる商品です。
ベビーザらス限定 らくらくおむつバケツ
おむつの袋は5層フィルムになっていて、ニオイの粒子も通さない仕組みになっています。新生児用おむつ1ヶ月分の収納。
- 本体サイズ：組み立て時：高さ約49.5cm×幅（ふたの幅）約21cm
ベビーザらス限定 らくらくおむつバケツ 取替え用カセット
カートリッジ1個につき新生児用おむつ約180個を処理できます。
- カセット本体：ポリプロピレン
- おむつ袋：ポリエチレン
Combi 紙おむつ処理ポット
カートリッジをセットしたら、おむつを入れてレバーを回すだけ。フィルムは99%抗菌で、おむつを入れてレバーを回すとフィルムが捻られる仕組みです。1つ1つを閉じ込めるので臭いが密封され、抗菌フィルムが菌の繁殖を抑制します。蓋の裏側にはカッターが付属されているのでゴミ捨ても簡単です。
さらに蓋は突起のある構造をしているため、おむつを押し込まなくても蓋を閉じるだけで中に入れることができて便利です。
- セット内容・付属品：本体×1個、カセット×1個
- 本体サイズ：W291×D255×H454mm
- 重量：1.5kg
Combi 紙おむつ処理ポット 99%抗菌フィルム
カートリッジ1個につき、おむつ約105枚～120枚分の処理ができます。
- 本体サイズ：φ191×H81mm
- 重量：259g
インスタ映えする！オシャレなおむつ用ゴミ箱
こちらはおむつ専用のゴミ箱ではなく、おむつ用ゴミ箱として使えるタイプになります。見た目がオシャレなので写真に写り込んでも気にしなくて大丈夫です。
おむつが外れた後は違う使い方をオススメします。長く愛用できるのは嬉しいですね。
オムニウッティ フタ付バケット
こちらはインスタでよく見かけると思います。一見するとダンボールのような波うった表面と、蓋と本体の色が違うカラフルな色合いで置いておくだけでオシャレな印象を受けます。耐荷重が150kgと表示されていることから、簡易スツールとして使うこともできそうですね。
また、ハンドル部にホースを通す穴があるので水を使用する時も水圧でホースが外れることがありません。よく考えられていますね。おむつ用のバケツ以外にも、いろんな用途で使用することができそうです。
- サイズ：W28.2cm x D26.7cm x H26.5cm
- 材質：ポリプロピレン(本体・フタ・ハンドル)、ポリエチレン(リング)
- 重量：約825g
- 容量：10L
- 耐荷重：150kg(但し、フタ全体荷重)
- 耐熱温度：120℃
- 耐冷温度：-20℃
- カラー：グリーン、ピンク、パープル、オレンジ、ターコイズ
- 生産国：日本
スチールペダルペール ペダル式ゴミ箱
外側はスチール製で、ペダルを踏むと蓋が開く仕組みになっています。スチール製の見た目と色がとても可愛いですね。ペダルを踏むという構造から、おむつを卒業した後はキッチンで大活躍してくれそうです。
また、こちらは内バケツがついていて簡単に取り外せます。おむつを捨てる時、汚れてしまって洗う時も簡単です。
- サイズ：全体：幅31×奥行25×高さ45cm（幅はペダルとヒンジを含む長さです）（高さは取っ手を含む高さです）内バケツ：直径23×高さ34.5cm
- 仕様：材質：スチール/ポリプロピレン・塗装：エポキシ樹脂塗装
- 色柄：ガルバナイズ、アイボリー、スモークブルー、ブラウン
- 容量：12L
おむつポット お部屋においても違和感の少ないスタイリッシュなおむつペール
こちらのタイプのみ、おむつ専用のゴミ箱になります。見た目がスタイリッシュでおむつ用ゴミ箱には見えません。専用のカートリッジが必要ないタイプなので経済的に使うことができ、チャルドロック防止付きで機能も充実しています。オシャレで防臭機能があるものをお探しならこちらがオススメです。
- 本体サイズ：約幅24.5×奥行35×高さ55cm
- 商品重量：3.2kg
- 製造国：中華人民共和国
- 素材：スチール・ABS樹脂・シリコン
ゴミ袋は市販の30L以上のもの(ふちで折り返すため本体より少し大きめの物を推奨)
赤ちゃんは頻繁におむつを取り替えますが、取り替えた後のおむつ、どうしていますか？普通のゴミと一緒に捨てていたら、臭いがすごい！なんてこと、ありませんか？「臭いものには蓋」ではないですが、蓋つきのゴミ箱が良いですね。みなさんどんなゴミ箱使って[…]
おむつ用ゴミ箱の洗い方
定期的にゴミ箱を洗ってあげることで、ニオイを防ぐことができます。ゴミ箱内にニオイが染み付いていることが多いため、食器用洗剤でざっと洗うだけより、塩素系洗剤でつけおきするといいようです。ウイルス対策にも塩素系洗剤を使うことができるので一本あると何かと便利です。
つけおきした後はよく水で洗い流して、しっかり乾燥させると気になるニオイも軽減され清潔に使うことができます。
おむつは正しく処理してストレスフリー
いかがでしたか？おむつ用のゴミ箱は、専用のもの、代用できるものと様々でしたね。赤ちゃんがおむつを履いている期間は短いですが、その期間を快適に過ごすために正しく処理してニオイのストレスから解放されましょう。先に説明したように、ウンチは健康のバロメーターです。臭いからと言って顔を背けながら一瞬で処理するのではなく、健康なウンチか確認しながら捨ててあげるといいですね。
おむつの選び方や替え方、おむつ替えのコツなど、ママの「これでいいの？」にお答えします。その他、おむつ用のゴミ箱や、外出先で他のママはおむつをどうしているのか、まとめました。 おむつの選び方：気をつけるポイントは？ 初めての赤[…]
赤ちゃんとのお出かけの必需品の1つがおむつポーチです。いつも持ち歩くものなので、収納に便利で機能性もよく、何より可愛いデザインのものを選びたいですよね。デザインにも機能性にも優れ、かつおしゃれママを演出してくれるおむつポーチをご紹介します。[…]
