四輪・三輪・電動などさまざまなタイプがある乗り物のおもちゃ。押して歩く練習をしたり、自分で乗って動き回ったり、子どもの遊びの幅が広がること間違いなしです。乗り物おもちゃを選ぶメリットや、選ぶ際の注意点、そして編集部が選んだおすすめの商品をご紹介します。
乗り物のおもちゃを選ぶメリットとは?
赤ちゃんや小さい子どものおもちゃは、たくさんの種類があります。にぎにぎするおもちゃや、プレイマット、知育玩具とも呼ばれる遊びながら学習できるおもちゃ、そして乗り物のおもちゃなど、数えきれないほどです。
その中で、乗り物おもちゃを選ぶメリットとは一体なんなのでしょうか?
赤ちゃんの成長をサポートしてくれる
乗り物のおもちゃに限らず赤ちゃん向けや幼児向けのおもちゃは、赤ちゃんの成長をサポートしてくれる効果が期待できます。
生まれたばかりの赤ちゃんの五感はまだまだ未発達で、身体的な成長と共に発達していきます。その発達を促してくれるものの一つがおもちゃなのです。ガサガサ、ガラガラと音がするおもちゃで音に興味を持ち聴覚が発達したり、カラフルなおもちゃで目に見える物や景色に興味を持ち視覚が発達したり、それによって興味・関心がさらに広がっていきます。
その中でも乗り物のおもちゃは、日常生活で赤ちゃん自身が見たり、乗ったりすることを疑似体験できるものなので、多くの赤ちゃんが興味を持ち、触ったり乗ったりすることを好みます。
また、たっちができるようになったばかりの赤ちゃんは、一人でしっかりと立つことが難しいため、なにかを掴みながら歩いたりします。そんなときにも乗り物おもちゃは役に立ちます。
このように、乗り物おもちゃは赤ちゃんの興味の幅を広げることに加え、たっちや歩いたりする成長のサポートもしてくれるのです。
外へのお出かけが一層楽しくなる
乗り物おもちゃの多くは、車輪がついており、赤ちゃんや小さい子どもが外で遊びたくなるようなものばかりです。車輪がついて動くタイプの乗り物おもちゃであれば、家の中だけで遊んでいるのは狭く感じたり、家具や壁などにぶつかってしまったりすることもあるため、一緒に外で遊んでみることをおすすめします。
乗り物のおもちゃに乗って、いつも以上にたくさん動いたり、はしゃいだり、子どもにとっても楽しい時間になりますし、お父さんお母さんにとっても、子どもがはしゃいで楽しそうにしている様子は嬉しいものです。
外には外の危険もあるため注意は必要ですが、家の中とは違った楽しみ方ができるので、子どもとの外遊びがさらに楽しくなるでしょう。
何に気を付けるべき?選ぶポイントも合わせてチェック!
子どもが乗り物のおもちゃを欲しがったときや、子どもがたっちをし始めたときに乗り物のおもちゃの購入を考えるお父さんお母さんは多いのではないでしょうか。乗り物のおもちゃを選ぶ際に、どんなポイントで選べばよいのか、また、気をつけたほうがよいこともあるので、チェックしておきましょう。
「対象月齢」○歳から使用できる?
赤ちゃんや小さい幼児用のおもちゃには、「対象月齢(対象年齢)」というものがあります。何ヶ月以上の赤ちゃんや子どもから使用したり、遊ぶことが好ましいという基準です。これは、必ずしも記載されている対象年齢よりも幼い子どもが使用してはいけないというわけではなく、おもちゃメーカー側が推奨している基準です。
対象月齢・年齢が2歳や3歳(あるいはそれ以上)のおもちゃだと、おもちゃの部品やパーツが小さくなってくるため、1歳未満の子どもに与えると、誤飲の可能性がでてきます。あるいは、小さいすき間に指や手がはまってしまって怪我をしてしまう…なんていうこともあります。そのため、対象月齢・年齢は、おもちゃを選ぶ際の基準にもなります。
家事の合間など、お父さんやお母さんが目を離してしまう機会があったり、子どもが1人で遊ぶことができるようになってきた時には、対象月齢・年齢を1つの基準として選ぶようにしてみましょう。
乗り物のおもちゃの場合は、1歳半以降が対象月齢・年齢になっているものが多いですが、中には10ヶ月からと記載されているものもあります。
ですが、乗り物が大好きな子どもだったり、人からプレゼントしてもらったり、早めに使うこともあるでしょう。その際には、お父さんかお母さんが一緒に遊ぶようにして気を付けながら楽しみましょう。
「素材」ゴム製?木製?プラスチック製?
子ども用のおもちゃに使われている素材はたくさんあります。布製、プラスチック製、ゴム製、木製、さらに部品によって素材が異なることも。乗り物のおもちゃの場合は、ほとんどが強度のあるプラスチック製です。プラスチック製は、木製のものに比べると軽く、子どもの力だけでも動かすことができます。
また、家の中と外、両方での使用を考えているのであれば、持ち運びも楽です。注意点としては、高温状態にあると柔らかくなり、変形してしまうことがあったり、一部位にだけ負荷をかけると割れてしまうことがあります。
プラスチック製の他に木製の乗り物おもちゃもあります。木製の場合は、プラスチック製よりも重量があり、しっかりとしているため、最初はお父さんお母さんが一緒に押してあげたり、運んであげましょう。
壊れにくさはありますが、その半面勢いのある状態で家の壁や家具などにあたると、凹んでしまうことも…。しかし、木のぬくもりが感じられるおもちゃなので、プレゼントとして贈るのもおすすめです。
他にも、固いゴムを使用した乗り物おもちゃもあります。タイヤが装着されておらず、乗ってバウンドさせることができます。強度はありますが、ゴムなので家の中で使用しても家具などを傷つけることがありません。しかし、子どもがはしゃぎすぎて横転してしまうハプニングも予想できるので注意が必要です。
「機能」押し棒?電動?
乗り物のおもちゃには、子どもの成長を後押ししてくれるたくさんの機能が備わっています。
押し棒
子どもがおもちゃに乗った時に背になる場所に、掴んで乗り物を押すための押し棒がついています。中には赤ちゃんの成長に合わせて、取り外しができるものもあります。子どもが小さいうちは歩く練習をする際にも使えますし、お父さんお母さんが、後ろから押してあげることもできます。
ポケット・小物入れ・カゴ
乗り物の前部分や、足の部分、座席下など設置されている場所はさまざまですが、子どもが自分の大事なものをしまったり、遊びの中で使ったりといろいろな場面で活躍してくれます。
セーフティーガード
子どもの転落防止のためのガードです。腰が据わって一人で歩けるようになっていても、ふらついてしまうことがありますが、セーフティーガードがついていると子どもが落ちるのを防いでくれます。
音(エアホーン・音楽)
子ども向けのおもちゃですが、大人の乗る車のようにエアホーンがついており、「プー」「ピー」など音が出るようになっています。また、キャラクターデザインのものであれば、その音楽が流れたりキャラクターが喋ったりします。特定のキャラクターを好きな場合は、とても喜ぶでしょう。
その他にも機能はいくつかありますが、商品によって異なります。パーツを分解することができ、それらのパーツを自分で組み合わせて車を作りあげることができたり、ボタンを押したり、スイッチを回すことで備え付けられているその他の機能が動き出したりします。子どもの成長を願って、選んでみてください。
足けりタイプ?室内用?バイクタイプも?乗り物おもちゃの特徴紹介
子どもの乗り物のおもちゃには、いろいろなタイプがあります。四輪タイプ、三輪タイプ、室内向け、バイクタイプなど。それぞれのおもちゃの特徴を見てみましょう。
主流の四輪足けりタイプ
主流なのは、四輪の足蹴りタイプではないでしょうか。子どもが足で床や地面を蹴って動き回ることができるため、重心が低くつくられています。
そのため、乗り物自体がふらつきにくく、万が一子どもが乗り物から落ちてしまっても大きな怪我をせずに済むでしょう。また、キャラクターデザインも多いため、子どもが好きなキャラクターの乗り物おもちゃを見つけられるでしょう。
その他にも、押し棒がついていたり、セーフティーガードが付いていたり基本的な機能が備わっているものが多いです。1歳未満の子どもに購入を考えている場合や、どれを買おうか迷ったら、まずは四輪の足けりタイプを買えば間違いないでしょう。
大きくなったらバイク・三輪タイプにも挑戦!
四輪の他に三輪タイプもあります。見た目はバイクに近いような印象です。乗り物おもちゃで遊ぶことが好きな子どもであれば、四輪の乗り物おもちゃの後に欲しがる子もいるのではないでしょうか。
三輪の乗り物だと、足けりタイプの他に足こぎペダルがついているものもあります。ペダルをこいで進むため、足けりタイプよりも難しいですが、大人の自転車のようで挑戦したがる子どももいるでしょう。また、四輪よりも小回りがきくため、動きやすく、もっと元気に動き回る様子が見られるかもしれません。
まるで車?!電動タイプも人気
子どもの乗り物おもちゃですが、電池や充電で動く電動タイプもあります。スイッチを入れてペダルを踏んでお押したり、手元のスイッチで動かすことができます。レールを走る電車タイプや、車デザインなどがあります。
また、子ども自身ではなく、ラジコンカーのように大人が手元のリモートコントローラーで動かすタイプもあります。もちろん子ども用なので、スピードが出過ぎることのないように速度は抑えられています。
室内で楽しめる!揺れる・弾むタイプの乗り物おもちゃ
マンションに住んでいて音が気になるお父さんお母さんや、子どもが遊ぶスペースが狭く乗り物のおもちゃでは難しいと思う方もいるでしょう。
そんな場合には、揺れるタイプや弾むタイプの乗り物おもちゃを選んでみてはいかがでしょうか。もちろん、子どもが使用している中で乗り物自体は多少移動してしまいますが、車輪がついているわけではないので、その範囲は狭くすみます。
赤ちゃんからキッズ用まで!おすすめ乗り物のおもちゃ11選!
1歳未満の幼児から、3歳・4歳と大きくなってきてもまだまだ遊びたい、乗り物のおもちゃを紹介します。
子どもに大人気!アンパンマン足けり乗り物おもちゃ
子ども人気バツグンのキャラクター「アンパンマン」の四輪タイプの乗り物おもちゃです。セーフティーガードがついているため、10ヶ月の子どもでも乗ることができますよ。
かっこいいトイ・ストーリーのバズデザインも!
ディズニー映画の「トイ・ストーリー」の乗り物おもちゃもあります。宇宙服を着た、ヒーロー「バズ・ライトイヤー」が描かれていたり、サウンドやレーザーガンがついています。
車のキャラクターといえば、カーズ!
乗り物や乗り物のキャラクターが好きな子であれば、映画「カーズ」の虜になってしまった子もいるのではないでしょうか?キャラクターがそのまま乗り物になっているため、映画さながらで子どももきっと喜ぶでしょう。
機関車トーマスの乗り物おもちゃも!
人気の乗り物キャラクター「機関車トーマス」の四輪足けりおもちゃがあります。
木製の揺れる乗り物おもちゃ、ひつじデザイン!
見た目が愛らしいひつじデザインの木馬です。ゆらゆらとしてくれます。シートが布製で柔らかく背もたれもあるため、小さい子どもでも一緒に楽しむことができます。
働く自動車シリーズ
働く自動車の乗り物おもちゃもあります。
ショベルカー
自分で操縦してアームを動かしたり、エンジン音がついていたり、工事の人の気分を体験できます。
消防車
ライトが光り、サイレンが鳴る本格的な消防車の乗り物おもちゃです。2人乗りもできます。
男の子の憧れ、バイクタイプ!
大人も憧れてしまうような、かっこいいバイクの乗り物おもちゃです。電動なので、ペダルを踏むだけで動き出します。
コストコでもゲットできる乗り物おもちゃ
実は、コストコでも乗り物のおもちゃを購入することができます。「ストライダー」と呼ばれる二輪のバランスバイクを購入することもできます。
おしゃれなアルタバーグの乗り物おもちゃもおすすめ!
大人のほうがほしくなってしまう、アルタバーグ。レトロカーのようなおしゃれなデザインです。
大人でも欲しくなる!ベンツの乗り物おもちゃ
なんとあの高級車「ベンツ」にも子ども向けがあります。スタイリッシュなデザインやベンツのロゴが本物にそっくりです。
子どもと一緒に作れる!手作りの乗り物おもちゃ
乗り物おもちゃは、もちろん購入することができますが、作ることもできます。子どもがものづくりが好きであれば、親子で一緒に挑戦してみるのはどうでしょうか?
ダンボール編
ダンボールを使えば、子ども自身が乗る(入る)ことのできる乗り物がつくれちゃいます。
<用意するもの>
■大きめのダンボール
■糊や粘着テープなど
■キャスター台
■布(装飾用)、色画用紙、ペンなど
- 大きめのダンボールのフタをそのまま切り取り、子どもが中に入れるようにする
- 切り口は、子どもが手を切ってしまうこともあるので、粘着テープや色画用紙で覆う
- 子どもの好きなキャラクターの絵をはりつけたり、実際の乗り物のように窓をつけたりする
- ダンボールの外側の底にキャスターをとりつけて完成
キャスターの形によっては、ダンボールの内側の底に2重にダンボールを敷いて、子どもが中に入っても穴があかないようにしましょう。
牛乳パック編
牛乳パックでは、さすがに子どもが中に入るサイズの乗り物おもちゃを作るのは至難の業ですが、子どものお気に入りのおもちゃを入れたり、人形・ぬいぐるみ用のおもちゃを作ることができます。
<用意するもの>
■牛乳パック
■ペットボトルのフタ4個
■竹串
■ストロー
■粘着テープ・ 色画用紙
- 牛乳パックの1面を切り抜く
- 注ぎ口になっていた部分を利用して長方形の箱型をつくる
(切り口は危険なため、画用紙や粘着テープなどで覆う) - 牛乳パックの裏側にストローを2つ取り付ける
- 牛乳パックからはみ出した部分は切り落とす
- ペットボトルのフタの中心にキリで4つ共穴を開ける
- 竹串をストローに通す
- 竹串の両端にペットボトルのフタを取り付ける
- はみ出す部分をハサミで切り落としたら完成
あとは、牛乳パックの側面を飾り付けてみてください。
子どもともっと楽しく遊べる乗り物おもちゃを探してみて!
子どもが気に入ってくれそうなタイプの乗り物、デザインはありましたか?「乗り物のおもちゃはまだ早いかも」と思っても、子どもの興味を刺激して成長を後押しするための1つとして、乗り物おもちゃを選択してみてください。