義母のここが嫌い!嫁のホンネとお付き合いの心得とは?

「嫁姑問題」は遥か昔から代々受け継がれる永遠のテーマです。結婚とは家同士でのお付き合いが付き物であり、とりわけ女性同士である嫁姑の関係は、夫が想像する以上に根が深いものです。「義母の言動に不快を感じたことは一度もない」というケースは非常に稀であり、どこの家庭にも起こりえる共通の問題ではないでしょうか?お嫁さんが嫌だと思う義母の言動と、義母との上手な関わり方をご紹介します。

お義母さん、困ります…嫁が苦手だと思う義母タイプ6選

義母

好きになって結婚を決めた夫のお母さんだから、必然的に自分と相性が合うとは限りません。むしろ、合わないことの方が多いからこそ嫁と姑の深い溝ができてしまいます。

そんな「ありえない!」と思わず感じてしまう義母の苦手な行動をまとめてみました。思い当たる節があるお嫁さんは多いのではないでしょうか?さっそく見ていきましょう。

デリカシーがない

長く生きているほど遠慮がなくなり図々しくなる人がいますが、このタイプの義母は多いです。
義母としてはフレンドリーに接しているつもりなので、多少キツイことも言っても悪気はないしご愛嬌と思い込んでいる場合が多いです。

それに対して苦笑いで対応しようものなら、感が鈍い夫の場合「うちの嫁と母さんは何でも気にせず言い合える関係だなあ」程度にしか思っていないかもしれません。

「あなた最近少し太ったんじゃない?」と平気な顔してさらっと言われると、傷つきますしほっとてください!と言いたくなるでしょう。そんな義母に限って「みんなで温泉旅行行きましょう~!」なんて言ってくるから困ったものです。

子離れできない

義母

例えば実家暮らしの息子が社会人になるにあたり、「実家を出て一人暮らしをしたい」と申し出たとします。特に決定的な問題点がないにも関わらず「うちからも通勤できる距離なんだから、引っ越す必要ないわよ!」「あなたにはまだ早い!」と
息子の自立心を無視して反対してくる母親は、子離れできない義母予備軍かもしれません。

息子が結婚して巣立って行っても、いつまでも息子のお世話をしたい気持ちが強く、過干渉になりがちです。ちゃんと息子のために手料理を振舞っているか、仕事で疲れている息子に家事を押しつけていないかなど、自分の家庭かのごとく把握したがります。「結婚したら息子は別世帯」という概念があまりないのです。

それに加え夫がマザコンの場合は、お嫁さんが入る隙間もないくらい密な関係になっているので、「私っていったい何?」と自分の立場を問いたくもなるでしょう。いつまでも我が子を大切に思うのは親なら誰もが思う当然な気持ちですが、上手に距離を保って見守って欲しいですよね。

ありがた迷惑

「これ高かったのよ~。あなたにあげる!」と何十年も前のボロボロのカバンや時代遅れすぎる洋服をタンスから出してこられると、「いりません!」と心の中で叫んでもなかなか正直に言いにくいものです。断り切れずとりあえず自宅に持ち帰り、夫に見つからないようにそっとゴミ袋に入れる…なんてこともあり得ます

義母がものすごくおしゃれで、ビンテージショップで宝探しするようなワクワク感があればいいのですが、単純に「捨てるのもったいないからお嫁さんにあげよう!」という気持ちからの行為だったらこの上ない迷惑な話ですよね。おさがり以外にも、古い野菜や賞味期限が過ぎている食品をわざわざ渡してくる猛者もいるようで、ここまできたら「天然なのかな?」と思うしかなさそうです。

価値観を押しつけてくる

「母乳で育ててこそ母親として一人前よ」「おむつは2歳までには取らないと!」「3歳までは手元で育てなさい」など、義母の時代の価値観をそのままお嫁さんに押しつけてくることがあります。

義母は子育ての先輩として、ついついおせっかい心からお嫁さんに一言言いたくなるのでしょう。経験者として色々教えたくなる気持ちも分かりますが、時代が変われば常識も代わっていくものです。育児で奮闘している当のお嫁さんの気持ちを汲み取らずに、あれこれ言われるとウンザリするのも無理はありません。

育児以外にも、結婚式のスタイルだったりお正月の過ごし方など、結婚をするにあたり「価値観の違い」をことごとく感じることも少なくありません。そんな押しつけがましい義母に対して、違う家庭で育った嫁側としては「なんで私がそちらに合わせなきゃいけないの」と反発したくもなるでしょう。

突撃訪問してくる

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息子や孫に会いたいがゆえ「今近くまで来たからお宅に行ってもいい?」とアポなしで遊びに来られると、迷惑だなと思う場合があります。散らかっている部屋を無理やり片付けたり、すっぴん&部屋着からなんとか人前に出られる状態まで身支度をしなければならなくなり、それまでの予定が狂いイライラしてしまいます。

遊びに来たい場合は余裕をもってスケジュールの打診くらいして欲しいです。アポなし訪問は義実家が近くにある場合だけでなく、「今度のお休みに新幹線で遊びに行くので何泊か泊めて欲しい」と遠方の義母からいきなり連絡がくるケースもあります。

遠方だと尚更断りにくいし、泊まるとなればあれこれもてなさなくてはいけない、とお嫁さんは非常に負担に感じます。夫もいるとはいえ、結局バタバタするのはお嫁さんなことが多いのが事実です。嫁側の都合も尊重して欲しいですが、このタイプの義母は「親しき中にも礼儀あり」という概念が薄いようです。

メールや電話が頻繁にくる

「息子は忙しいだろうから…」との遠慮心なのかは分かりませんが、重要な連絡から大して用件もない内容まで、お嫁さん宛てに連絡を頻繁にしてくる義母もよくいます。実際、男性より気が利くことが多いのでついついお嫁さんに連絡しまうのだと思いますが、家事や子育て・仕事などで毎日大忙しの嫁側からすると、のんびり応答したり返信するのも一苦労です。

用件のない連絡に関しては、ついつい「だから何!?」と反応したくなりますが、やはり夫の母親なので正直には言えません。ここでも優しいお嫁さんを演じてしまう人が少なくありません。

ストレスなく苦手な義母と上手に付き合う10の方法

いくら義母が嫌いとはいえ、相手は夫そ育ててくれた母親であり、お互いうまく歩み寄って心地よい関係を築いていけるのが理想ですよね。面と向かって嫁姑対決をするより、相手の心理を理解して上手に立ち回ることができるのが賢い嫁ではないでしょうか?

先入観を捨てよう

結婚するにあたり、まず「義母」という大きな枠に相手を当てはめてしまうと、先入観が勝ち苦手意識が自然と生まれ、相手の些細な言動も不快に感じてしまいます。するとどんどん警戒心が強くなり、余計な摩擦が生まれてしまい悪循環に陥ります。「嫁姑問題」の先入観を捨てると、義母の良い面が見えてくるかもしれません。

良い嫁になるのはやめよう

義母に好かれたいからと、「なんでもできるお嫁さん」になっていませんか?義母を喜ばせるために自分らしくいられないのは、今後続く長い嫁姑関係にとって健全なものとは言えません。

天然のふりをして「それは私には難しいです~」と可愛く言ってみたり、おっちょこちょいな一面をあえて見せることで「完璧な嫁」クラスからは外れますが、それで正解です。人間は完璧にはなれませんので、自分らしくいられるよう肩の力を抜きましょう。

母の日や誕生日のお祝いは欠かさずに

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このようなイベント事をちゃんとお祝いすることで、「大切にされている」と感じる義母は多いようです。義母が苦手なタイプだとなかなか気が進まないかもしれませんが、それぞれ年に1度しかありませんのでそこは割り切ってお祝いしてあげましょう。

その際どんなプレゼントが良いかなど夫に相談することで、夫も自分の母親のことを思ってくれている感じるので嬉しいはず。

近況報告をしてあげよう

たとえ夫がまめに連絡していたとしても、お嫁さんからも何かしらのコンタクトがあったら嬉しいはずです。近況報告とはいってもメールで長々と説明する必要はなく、「お義母さん、元気ですか?こちらはみんな元気です!」と孫の写真のひとつ添付して送ってあげるだけでも、きっと喜ばれますよ。

夫にうまく立ち回ってもらおう

義母の心ない言葉に傷ついていたり対応に困っている場合、夫にやんわりと伝えてもらうのも有効です。そのときもダイレクトに「あなたのお母さんのここが嫌!」と伝えず、「こんなことを言われてちょっと落ち込んでるんだよね…」と可哀想な妻になり、夫に同情してもらうことがポイントです。上手に立ち回れる夫なら、良い緩衝材になってくれるでしょう。

ただし自分の母親を悪く言われて良い気分になる人はいないので、夫婦円満のためにも言葉の使い方に注意が必要です。

割り切って義理実家に遊びに行こう

義母を自宅に招待する際、部屋の片付けや食事の準備など段取りが必要になります。滞在中は始終気を遣い、お開きになるころには心身ともにグッタリ…。嫁側が「そろそろ時間ですので」とはっきり言えるタイプでない場合、義母がついつい長居してしまう可能性も。

その場合の解決策は、ズバリこちらから義理実家に遊びに行ってしまうことです。「この後用事がありますので…」と嘘も方便で滞在時間を短くすれば、ストレスは大幅に軽減されることでしょう。

右から左へ受け流すスキルをつけよう

義母は夫の母親ではあって、実母ではありませんし、育った環境が違えば意見が違って当たり前です。いっそ家族ではなく「近所に住む世話焼きおばちゃん」くらいの関係だと思うようにしましょう。

そしてその「近所のおばちゃん」に対して余計な期待を抱かず、何かチクリと言われたときでも「え~そうですか?すみませ~ん」とあまり響いていない振りをしましょう。ちょっと抜けている嫁を演じることで相手は「暖簾に腕押し」を実感し、口うるさく言わなくなるでしょう。

甘え上手になろう

義母は息子(夫)や孫に対して色々やってあげたいものですし、お嫁さんであるあなたにも良かれと思いお節介をしてくることがあるでしょう。嫌いな義母であっても「やっていただかなくて結構です!」と頑なに突っぱねずに、相手の立場になり「色々やってあげたいのだな」と理解してあげることが大切です。

例えば食事をご馳走になる、子どもの洋服を買ってもらうなどときには可愛く甘えてしまいましょう。お世話になった際は、思いっきり笑顔で大げさに感謝することです!義母は「頼られている」と嬉しく思うはずです。

聞き上手になって相手を立てよう

女性は、話すこと・話し相手から共感を得ることでスッキリし、元気になれるものです。義母が何か愚痴をこぼしてきたら、あまりにも非常識なケースを除き、相手を否定せず味方になってあげることが重要です。ただ話を聞いてほしいだけの場合も多いと思いますので、そんなときは寄り添ってあげる姿勢が大切です。

義母は人生の先輩

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古い子育て論など偏った価値観を押しつけられるのは嫌ですが、「お義母さんが育児をしていたころは、離乳食をどうしていましたか?」「〇〇さん(夫)はどんな子ども時代でしたか?」「育児で一番大変だった時っていつですか?」など、人生の先輩として当時のことを聞いてみてはいかがでしょうか?

今の時代にあまりに合わない内容だとしても、当時の経験を労い、義母の価値観を尊重しましょう。

うまく立ち回って義母と円満にお付き合いしよう

良好な嫁姑関係を築くには、まずは相手を尊重し、意見の違いがあって当然と思うようにすることです。そのうえで上手に距離感を保ちつつ、お互い歩み寄ることが大切です。諦めずコツコツ努力を積み重ねることで、いつか円満な関係を実感できる日がやってくるでしょう。

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