ノマドワーカーになるためには?その意味と気になる年収・仕事場所とは

Hiroko

「ノマドワーカー」って一体何?単語さえも聞いたことがない人、知っていても何をする人なのか知らない人、どんな働き方をするのかわからない人が多く、詳しく知っている人はあまりいないのではないでしょうか。今回は、ノマドワーカーについてその意味から働き方について解説していきます。

ノマドワーカーとはなに?

ノマドワーカーとは

ノマドワーカーとは、場所にとらわれず働く場所を変えながら仕事をする人のことです。ノマドワーカーの「ノマド」とは、フランス語の「nomade」を語源とする「遊牧民」の意味を持つ言葉です。近年、カフェやコワーキングスペースでWi-Fiが完備している所が多くなっている中で、ノマドワーカーとして働く人が増えてきています。ノマドワーカーは決まった職場を持たず、ノートパソコンやタブレット型端末を使用して自分の仕事をしています。パソコンを使用してできる仕事であったら可能な働き方といえます。

ノマドワーカーとフリーランスは同じように思われますが、この2つは同じ意味ではありません。フリーランスというのは、どの企業にも雇用されていない人で、自営業として働いている人のことを言います。ノマドワーカーとは企業に雇用されているかいないかということではなく、仕事をする場所が固定ではない働き方のことを言います。

気になる年収はどのくらい?

ノマドワーカーの平均収入を出すのは難しいというのが現状です。企業に勤めていたりすれば、平均年収などの調査があり知ることができますが、ノマドワーカーはフリーランスで働いている人が多いため、そのような調査がないのです。しかし、目安として多くのフリーランサーが登録しているクラウドワークスの情報では、平均年収は300万円程度とされています。

フリーランスで仕事をしている人は働いている時間や年齢などによってかなりの差が出てきます。ノマドワーカーとして収入上げていくためには、自分で努力をしていくしかありません。最初のうちはダブルワークとしてノマドワーカーで仕事をしてスキルをつけていき、収入が安定してからノマドワーカーだけを仕事にする方法がよさそうです。

ノマドワーカーになるにはどうすればいい?

ノマドワーカーとして働ける職種とはどんなものがある?

ノマドワーカーになるためには、時間や場所にとらわれない仕事を手に入れる必要があります。もしも企業で働くのであれば、会社に行かなくてもよいリモートワークが可能な会社に入ることが必要です。リモートワークの制度を導入している会社は少ないため、ノマドワーカーの多くはフリーランスで働いています。ノマドワーカーとして働ける職業は、パソコンを使用してできる仕事であればだいたいのことができます。例としていくつかの仕事をご紹介いたしますので、ぜひご覧ください。

  • ブロガー・インスタグラマー
  • ブロガーやインスタグラマーは、広告や商品をPRすることによって、商品を扱う企業から報酬をもらうという方法で収入を得ることが多いです。ブログやインスタグラムは自分が興味を持っているもの、人が興味を持ちそうなものを題材に書きます。主婦であれば子育てに関わる商品や使い方をブログに載せたり、自分が作った料理を紹介してレシピを公開することもあります。

    フォロワーが多くいるブロガーやインスタグラマーであれば、企業から自社の商品を紹介して欲しいと依頼が来ることがあります。ブログやインスタグラムを見た読者がその商品を購入することがあるからです。企業は自社の商品を紹介してもらうお礼としてブロガーやインスタグラマーに対して報酬を支払います。

    また、ブロガーは広告収入だけではなく、コンサルティングやセミナーの講師をすることで収入を増やしているケースもあります。この仕事は人気が出れば高収入が見込めますが、始めたばかりの頃は何ヶ月も収入が0円ということもあります。人気が出て収入が見込めるまでは何年もかかることもあります。

  • Webライター
  • ライターの仕事は自分でサイトやブログを運営しなくても、メディアに記事を提供することで収入を得ることができます。ニュースサイトの記事やコラム、商品の説明などWebコンテンツのライティングが仕事になります。専門的な知識が必要な記事もあったり、自分の経験を日記風に書いたりすることもあったりと、書く内容はさまざまです。

    大手企業のサイトなどには専任のライターがいることが多く、ライターとしてスキルを上げていけば1記事あたりの単価が上がっていき、高収入を得ることも可能になります。必要なスキルは人を惹きつける文章力です。納品方法はサイトによって異なりますが、文章を作成して入力できれば充分です。また、文章を作成するときに、検索エンジンで上位に表示されるようなキーワードを選んだり、そのキーワードを適度に使用することが重要になります。

  • コンサルタント
  • コンサルタントの仕事は、スマートフォンやパソコンなどのインターネット環境があればどこにいても仕事ができます。クライアントに自分の知識を伝えてアドバイスすることが仕事なので、オフィスを構える必要はありません。コンサルタントの仕事で重要なのは、自分の得意分野を持つことです。

    幅広い知識を持ちそれを生かすのも一つの方法ですが、得意分野で長けていると顧客はこの案件ならこの人、となる場合が多いものです。コンサルタントの仕事はどこでもできるため、ノマドワーカーに適していると言えるでしょう。

  • ITエンジニア
  • ノマドワーカーは、パソコンがあればできるIT関連の仕事が向いています。それには、エンジニア、プログラマーなどがあります。しかし、これらの仕事はブロガーなどとは異なって、大きなデータを処理することが多いので、自宅で行う場合が多いのです。たまに息抜きのためにカフェなどで働くことができるので、ノマドワーカーにもできる仕事と言えます。

  • Webデザイナー
  • 個人や企業からの依頼を受けて、ホームページを作成する仕事になります。ホームページを作成するためには、デザインなどのセンスとサイトを作るための知識や技術が必要です。制作料は個人のサイトと企業のサイトでは値段が異なりますが、だいたい数万円から20万円程でしょう。

    Webデザイナーはホームページを作るだけではなく、作ったホームページの管理費用も収入源となります。ホームページを更新する知識がない人は毎月の管理料を支払って、更新をお願いするのです。この仕事もノマドワーカーにぴったりになります。

働く場所はどこにあるの?

  • カフェ
  • ノマドワーカーといえばカフェ!というほど定番の仕事場所です。最近ではWi-Fiや電源環境を整えているカフェも多く、ノマドワーカーに優しい場所になりつつあります。おいしいコーヒーを飲みながらの仕事ははかどりそうですが、他のお客様に迷惑をかけないような気遣いも必要です。お店によっては、滞在時間を2時間までと注意書きを掲げているところもあります。混雑時に飲食をしたい人が並んでいるのに、コーヒー1杯で何時間も一人で席を占領していたら店にも迷惑をかけてしまいます。

  • コワーキングスペース
  • さまざまな異なった仕事を持つ人が、仕事をする場所を共有してコミュニケーションをとりながら仕事をする働き方を「コワーキング」と言います。その場所のことをコワーキングスペースといい、会費を払って使用するところが多く、互いに情報交換をしながら仕事をすることができます。違った仕事を持つ人たちが集まることで、お互いに刺激をしあいながら仕事をすることがコワーキングスペースのメリットです。

必要な持ち物は6つ!

ノマドワーカーはパソコンさえあれば仕事ができる場合がほとんどですが、ノマドワーカーはどんなものをカバンの中に入れているのでしょうか。

  • ノートパソコン
  • 仕事をするために一番大切なものです。

  • パソコンの充電ケーブル、モバイルバッテリー
  • パソコンの充電が切れたら仕事ができません。

  • スマートフォン
  • 顧客からの連絡がくることがあります。

  • スマートフォンの充電ケーブル
  • これも必需品です。

  • 手帳・ノート
  • 記事を書いているときに思いついたことや、重要なことをメモ書きします。

  • 筆記用具
  • 何色かのペンがあるといいでしょう。

ノマドワーカーのメリット・デメリット

ノマドワーカーとして働くメリット

  • どこでもできる
  • ノマドワーカーは会社に行かなければならないことがありません。好きな場所で仕事をすることができます。自宅やカフェなどでその日によって場所を変えて仕事ができるので、移動時間を使って仕事をすることも可能です。旅先のホテルや新幹線の中、空港のラウンジなどでも働くことができるのです。

  • 時間を有効に使うことができる
  • ノマドワーカーは自分の都合で働くことが可能です。午前中に仕事をして、午後は自分の好きなことをして過ごすこともできますし、夜型の人は夜に集中して仕事をして午前中はゆっくり過ごすこともできます。毎日決まった時間に会社へ行かなければならないということがないので、満員電車でストレスを感じながら通勤することもありません。その分仕事時間に使えるのもメリットの一つです。

  • 人間関係に煩わされることがない
  • 会社で働いていると、まわりに大勢の人がいて時には人間関係に悩まされることもあります。仕事を辞める、転職をする理由の上位に「人間関係のストレス」が挙げられることが多いのですが、ノマドワーカーは関わるのはクライアントぐらいなので、そのようなストレスを感じることがほとんどありません。

  • 事務所の賃貸料が必要ない
  • ノマドワーカーは決まった場所で仕事をしないので、事務所を契約しなくてもすみます。賃貸料や電気代などの固定費が節約できます。コワーキングスペースなら月10,000円~20,000円で契約することができ、カフェだったらコーヒー代だけで仕事をすることができます。

ノマドワーカーのデメリット

  • オンとオフの切り替えが難しいことがある
  • 会社に勤務している場合は勤務時間が決められているのですが、ノマドワーカーの場合は自分で仕事をする時間を決めなければならないということです。家に居るとついつい他のことが目に入り仕事を中断してしまい、メリハリがない働き方をしてしまうことがあるでしょう。オンとオフをしっかり切り替えられるような働きをすることが難しいと考えられます。

  • 社会的信用が低い
  • ノマドワーカーは大きな買い物をするときに、ローンを組むことが難しいことがあります。会社員のように勤め先や肩書があるわけではないからです。また、会社員のように福利厚生が整っているわけではありません。休んでも有給休暇があるわけではないので、その分収入がなくなります。育児休暇や労災、退職金制度などもないので経済的な安定がないのは不安な点です。

ノマドワーカーに向いている人・向いていない人

ノマドワーカーに向いている人

  • 一人で仕事をするのが気楽な人
  • 大勢の中で仕事をして、他人に気を遣うのが苦手な人はノマドワーカーに向いているでしょう。しかし、全く人と接することがないわけではありません。クライアントと打ち合わせをすることがあるので多少の関わりはあります。

  • 自己管理できる人
  • 自分で物事を進めることができ、計画を立てることが得意な人はノマドワーカーに向いています。働く時間や仕事は自分で管理しなければなりません。

  • 自分のやりたいことを突き詰めたい人
  • ノマドワーカーは好きなときに自分のやりたい仕事ができる働き方です。自由に自分がやりたいことを突き詰めてやってみたい人は、ノマドワーカーのような働き方が合っているのではないでしょうか。

ノマドワーカーに向いていない人

  • 集団の中で人の指示を受けて働きたい人
  • 自分で何かを決めるのが苦手な人もいます。誰かに指示してもらって仕事をするほうが好きだという人にはノマドワーカーは向いていません。また、人と一緒に仕事をしたい人にも向かない働き方です。

  • 安定を望む人
  • 収入や休日に安定を望む人には、ノマドワーカーは向いていません。会社に勤めていれば、仕事が少なくても多くても基本給がもらえ、半年以上在籍すれば有給休暇ももらえます。

  • 決められた時間に働きたい人
  • 毎日同じ時間に起きて、会社に出勤し決まった時間で働きたいという人は、日々のルーティーンを求めています。ノマドワーカーも自分で時間を決めて働けばルーティーンを作ることはできますが、毎日続けるのにはかなりの努力が必要です。

ノマドワーカーで成功するために

ノマドワーカーとして成功するために必要なのは「総合力」です。仕事をこなす能力はもちろん、営業をして仕事をもらわなければならないため、営業力が重要になってきます。また、納期に合わせて仕事を計画的に進めることも必要ですし、顧客とのコミュニケーションも重要です。

このように、ノマドワーカーとして成功するためには一つの仕事を進めていく流れの全ての工程において、色々な能力が大切なのです。今後、ノマドワーカーは増えていくことが予想されますが、成功するためにはスキルを磨き、専門分野を極める努力が必要といえます。

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