ダンサーになるためにはオーディションは必須?ライブやミュージカルで活躍するための方法

学校の授業でもダンスが取り入れられ、職業としてダンサーの需要もより高まってきている昨今。どのようにすればダンサーへの道を目指すことができるのか、気になるところかと思います。そこで今回は、ダンサーになるための方法や、仕事内容の詳細、向いている人の特徴、さらに今話題のダンサーなどについてお話いたします。

ダンサーになるにはどうすればいいの?

ダンサーになるためには、資格は特に必要ありません。しかし、基本技術を習得しなくてはプロとして通用しません。そのため、専門学校やダンススクールに通い練習を重ねます。

学校は、ストリート・バレエ・モダンなど、種類ごとにわけて授業を行なっているところや、ショーダンス(ミュージカルなど)を学ぶところなどがあります。このように、学校・スクールそれぞれに特色があり、就職のサポートを受けることもできます。

また、プロのダンサーから直接話を聞けることがあり、生徒にとってはモチベーションUPに繋がるほか、ダンス業界の現状を知るチャンスにもなるでしょう。このようにして、ダンサーとしての道のりを歩み始めていきます。

ダンサーの仕事内容って?

ダンサーは、自分の身体で感情を表現して人に感動を与える仕事です。ダンスのステップやパフォーマンスという技術を駆使して、さまざまな表現をします。

また、一言でダンスといっても、ヨーロッパで生まれたクラシックバレエ、モダンダンスにヒップホップ、ストリート系、社交ダンス、ミュージカルなど、そのジャンルはさまざまです。

ダンサーの種類と特徴

ダンサーにはそれぞれ種類があるとともに、それぞれ特徴も違います。種類を大きくわけると3つあり、各々の特徴について詳しく説明していきます。

ミュージカルダンサー

ミュージカルダンサーとは、ミュージカルやイベントショーで活躍するダンサーのことです。ミュージカルダンサーは、独創的で個性的なスキルが求められます。ミュージカルの特徴は、内容をダンスで表現するところです。

そのため、ダンサーの表現力が重要になります。バックダンサーと比較すると、いろんなステップや幅広い演出法があり、ダンサーとしてのスキルアップができるのがミュージカルダンサーの魅力です。

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ストリート系ダンサー

ストリート系ダンスは、最もポピュラーなダンスといえます。ストリート系ダンスの中にも種類がたくさんあり、ヒップホップ・ブレイク・ジャズ・レゲエ・ハウス・ロックなど、音楽の種類に合わせて異なります。

アップテンポの曲で踊ることが多く、ライブなどでアーティストのバックダンサーとしても活躍する場が多くあります。

ストリート系ダンサーは比較的ハードな動きを求められるため、体力づくりやリズム感など日々のトレーニングを必要とします。バックダンサーとはいえ、ライブ中にスポットライトがあたるときなどはやり甲斐を感じるでしょう。

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社交ダンス

社交ダンスは2人1組で行うダンスです。2人の息が合って初めて生まれるステップを披露して、大会を勝ち抜いていきます。2人が力を合わせて高い表現力を発揮することにより、勝利を手にすることができるのです。1人の力では完成しない、難しいジャンルのダンスといえるでしょう。

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ダンサーになるために必要なステップ

ダンサーになるためには、レッスンを受けたり、専門学校などのスクールに通い技術を身につけ、オーディションを受けるという方法があります。いったいどのようなステップを踏んで、ダンサーへの道を目指せばよいのでしょうか?

  • レッスンを受ける
  • ダンスを始めたい、そう思ったらまずレッスンを受けて基礎から始めることをおすすめします。まず、ダンスステップ・身体の使い方をおさえておくのがダンサーの基本です。

    プロとしてダンサーを続けていくためには、表現力をはじめ、個性を出せるような芸術的センスを求められます。ダンサーに資格はないので、独学でデビューするのもありですが、やはりダンスのプロフェッショナルのもとでレッスンを受けて、基礎からしっかりと学ぶことが一番の近道でしょう。

  • オーディションで実力を発揮する
  • 日々レッスンに打ち込みダンス技術を高めたら、実際にオーディションを受けましょう。ソロでダンサーになる場合はオーディションを受けないと、仕事に繋がる機会をつくることができません。

    オーディションを受けるほかに仕事をもらうには、ダンス教室を通じて人脈を作ったり、プロダクションなどに所属したりしておきましょう。ただ、多くの人はオーディションを受けて合格した人が、イベントやライブ、ショーなどに出演しています。

    そのためオーディションの倍率は高く、実力が求められます。1度だけで諦めてしまうのではなく、何度もオーディションを受けてチャンスをつかみ取りましょう。

気になるダンサーの収入

ダンサーの収入は1ステージの出演料や、ひとつの仕事毎に発生します。プロダクションに所属しているダンサーであっても、フリーランスのダンサーであっても、収入の概念は変わりありません。

ただ、知名度や技術により金額は変動します。平均すると、一般的なダンサーで1ステージ30,000円ほど、バックダンサーは少し下がり6,000~10,000円ほどで日給でもらうことがほとんどです。

また、ミュージカルの場合は、公演期間で通算して支払われており、1回の公演期間で100万円以下が平均といわれています。

ダンサーが活躍する場所

ダンサーとして活躍する場所は、ステージだけではありません。自分がダンサーとしての道をどのように進むかを見極めるためにも、ダンサーとしての可能性を知るためにも、活躍する場所を把握しておきましょう。

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事務所に所属する

ダンサーとして、事務所やプロダクションに所属するという道があります。たとえば、ダンサー専属事務所・芸能事務所・劇団・ダンス教室・バレエ団などその種類はさまざまです。これらのどこかに所属して、専属のダンサーとして仕事をします。専属のダンサーになるため、仕事は安定しているでしょう。

ただ、技術や実力で評価される世界であるため、オーディションがあって合格を勝ち取った人のみが仕事をすることができます。専属ダンサーを目指す場合は、自分が何を・どこで踊りたいのかを明確にしておく必要があります。事務所にも入団試験があるので、技術を磨いておかなくてはなりません。

ダンス教室の先生になる

ダンサーとして踊るだけでなく、ダンサー講師やインストラクターとして進む道もあります。ダンサーとして踊る仕事は、イベントの開催次第で決まるため、安定した収入に繋がり辛いという面があります。

しかし、ダンス教室の先生であれば、生徒がいる限りレッスンは継続的に行われるため仕事がなくなることはありません。ダンサーとしてステージ上で活躍しつつ、ダンス講師やインストラクターと掛け持ちしている人もいます。レッスンをする場所は、自宅であったり公民館などを安く借りて行なったりとさまざまです。

フリーランスでダンサーになる

フリーランスでダンサー活動をしていきたい場合、オーディションを受けてコツコツと経験を積むことから始めていきます。実績を重ねるうちにプロダクションから声がかかり、仕事依頼が入るケースが多いです。

大切なのは、技術をはじめ知名度です。多くのオーディションやダンサー募集に応募していきましょう。フリーランスとして駆け出しの頃は、アルバイトをしながら生活していかなくてはならない場合が多いでしょう。その時には、ダンスに関係したアルバイトをすると、技術を磨けて収入を得ることもできて一石二鳥です。

ダンサーに向いている人の特徴3つ!

いったいどのような人がダンサーに向いているのでしょうか。代表的な特徴を3つ挙げてみましょう。

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人を喜ばせることが大好き

ダンサーは、全身を使って人に感動を伝えます。人を喜ばせたり、感動させたり、誰かに何かを伝えたいという意識が強い人がダンサーに向いていると言えるでしょう。

自分の身体を大切にできる

ダンサーは人に見られる仕事のため、体調管理は基本中の基本であり身体が資本です。常に自分の体調をベストな状態に整える努力ができる人がダンサーとしての素質があります。

誰にも負けない前向きさがある

ダンサー業界は、レッスンに耐え抜き多くのライバルがいるオーディションで勝利を得て、初めてステージに立つ、という厳しいものです。このような状況下の中でも、負けず挫けず、常に向上心を持ち続けて進む強さがある人こそ、ダンサーに向いているといえます。

今話題のダンサーをクローズアップ!

今旬で話題のダンサー達を3名ご紹介します。どのような人で、どのような活躍をしているのかチェックしてみましょう。

菅原小春さん

世界で活躍する日本人ダンサー菅原小春さん。リアーナや安室奈美恵、少女時代などのバックダンサーを経験し、ドキュメント番組でも特集を組まれた独特のダンススタイルと強いマインドを持ったダンサーです。

カイト(KITE)さん

KITEさんは、独学でダンサーになった方です。ダンスに目覚めたきっかけは、バラエティー番組で見たダンス。録画したビデオを何度も見返して完全コピーして、その他にもさまざまなダンスをコピーしたそうです。アルバイトをしながらダンサーとして活動を続け、世界レベルまで達しました。奥様は同じくダンサーのMAIKOさんです。

kahoさん

ダンサー、モデル、ダンス講師として活躍しているKAHOさん。中学・高校からダンスの大会に出場し、DANCE ATTACK東日本大会では中学生部門で優勝するという功績を残しています。大物アーティストのバックダンサーとしても多くのステージに立ち、キッズダンスの講師としても活躍中です。

自分だけのダンスで、自分らしい表現を!

ダンスを始めて、最初はできなかった動きが次第とできていく楽しさ。ステップや身体の使い方。上達したね、と褒められたときの達成感。

次第と自分らしいダンススタイルが生まれ、もっと上手くなっていろいろな人に見てもらいたい!という思いが強くなっていくことでしょう。

情熱的で人に感動を与えるダンス、この楽しみを多くの人に伝えるためにも、自分らしい表現を磨いていってくださいね。

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