美容師は“美”のカリスマ!就職するために必須な国家資格と適正について

Kaede

美容師の仕事のイメージと言えば、シャンプーをしたり髪を切ったりカラーリングをしたり。自分が美容室に行った時に見える範囲のことしかわからないと思いますが、実はもっと色々な仕事があり、とても奥が深い仕事なのです。今回は美容師の仕事について細かく説明したいと思います。

知ってるようで知らない美容師の本当のお仕事

具体的な仕事内容は?

  • カウンセリング
  • サロンで働いている場合、まずはお客様とカウンセリングを行います。希望の髪型や髪色を聞き、お客様の髪質や生え方の癖、普段のスタイリングの仕方などをチェックします。出来上がりをイメージしてお客様の髪にあった方法で施術を行っていきます。

  • シャンプー・ブロー
  • シャンプーやブローは基本的なことですが、お客様にとっては大変重要な要素です。お客様にとって心地よいシャンプーができるようになるには、かなりの練習と経験が必要です。アシスタントがいるサロンではアシスタントが担当することが多いです。新人さんは、しばらくはシャンプーから勉強することになります。

  • カット
  • お客様の要望通り髪の毛を切っていくことがもっとも重要ですが、ただ切るだけではありません。頭の形や髪の毛全体のバランス、乾かしたときのことなど細かいことに気を配りながら髪の毛を切っていかなければなりません。施術の中でも非常に繊細な作業です。

  • パーマ
  • パーマには色々な種類があり新しい技術も出てくるため、常に勉強し続けなければなりません。お客様の要望を叶えるためにはどのパーマが適切なのか提案できるようにしておくことが大切です。髪の毛の質によっても、かかりやすいかかりにくいがあるので、髪質を見ながらパーマのかかり具合を判断する技術も必要です。

  • カラーリング
  • まずはお客様の要望を聞いて自分で薬剤を配合して色を作ります。色が入りやすい人と入りにくい人といるため、お客様の話と髪の毛の質を元にカラーの塗り方や放置時間を調整することが大事です。カラーの種類も色々な薬剤があるため、技術だけでなく知識が必要になります。

  • ヘアセット
  • 施術の最後にセットを行います。美容院の帰りは完璧だったのに家でセットをしたら全然同じようにできない…という経験ありますよね。そうならないためにも家でのセットの仕方を伝えてあげましょう。

    結婚式やパーティーのために来店するお客様も多くいます。スタイルがお任せの場合や、できあがりのイメージ写真を持って来ることが多いので、希望のスタイルに仕上げられるように普段から色々なバリエーションのヘアセットを練習しておく必要があります。

  • 場合によってはメイク・着付も
  • メイクや着付けを行っているサロンもあるので、それらの技術があるとサロンからの需要も高くなります。プラスで手当があるサロンもあります。

  • 最近ではヘッドスパも
  • マッサージやヘッドスパなどのメニューがあるサロンも最近では増えています。サロンで働き始めてから教えてもらえる場合が多いようですが、流行をキャッチして新しくできることを増やしていけば、サロンからもお客様からもより重宝されます。

勤務体系は?

基本的には労働基準法で定められた1日8時間勤務で休憩時間も取ることができるとされています。しかし、中にはその時間を守れていないサロンもあり、勤務時間も大幅に超過している人もいます。
また、営業終了後に技術向上のために練習をするサロンが多く、残業というよりは個々の勉強の時間なので無給の場合がほとんどです。練習は個人の自由としているサロンもあれば、半強制とするサロンもあるようです。こうした練習は新人のアシスタントが主になりますが、スタイリストも講師として残ることがあります。
拘束時間はサロンによって違うので、面接の際にお店に確認した方が良いでしょう。

ランクや役職があるの?

  • アシスタント
  • まだ独り立ちをしていない新人美容師。最初のうちは店舗の清掃や買い出しなどの雑務が多く、スタイリストへのヘルプでシャンプーをしたりカラーを手伝ったりすることもあります。

  • スタイリスト
  • 独り立ちできるとアシスタントにランクアップし、お客様の施術を1人で全て任されるようになります。在庫管理など重要なことを任されるようになり、アシスタントの教育をしていく立場でもあります。

  • マネージャー
  • 基本的には施術とマネジメントの両方を行うプレイングマネージャーが多いようです。店舗の売上げ管理をする重要な役割です。他にも仕入れる商品を決めたり、新しい事業を考えたり、スタッフの管理をしたりと、店舗経営に関する仕事を任されます。

  • オーナー
  • 簡単に言うとお店の持ち主で一番偉い人です。全ての決定権を持ち、資金の調達や会社経営に関する仕事がメインです。複数店舗をかかえている場合は全ての店舗の経営方針を立てていかなければなりません。

気になるお給料は?

美容師の平均年収は270万円〜280万円ほどと言われています。お店によってもお給料はピンキリです。また役職によっても変わってきます。見習いであるアシスタントの場合、月給13万円〜17万円くらいが多いようです。スタイリストになると20万円〜30万円まで上がり、インセンティブがつくお店もあります。ただし、売れっ子のスタイリストともなると年収1000万円を超えることもあるそうです。

お店を経営するオーナーに関しては、お店の儲かり具合によるので年収400万円くらいの人もいれば年収1000万円くらいの人もいます。複数店舗を展開するオーナーは年収2000万円を超える人もいるようです。

美容師になるためには?

どんな学校に通えばいいの?

美容の専門学校に通います。専門学校の中でも様々なコースがあるので、美容師に進むコースを選択します。昼間制が多いですが、夜間制や通信で勉強できるコースもあります。昼間制と夜間制は2年、通信制は3年間の通学が基本です。

国家資格である美容師免許をとろう

美容師免許は美容師になるために取得する資格で美容に関する知識と技術が必須となります。専門学校を卒業する際に国家試験である美容師の試験を受け、試験に合格すると美容師免許を取得することができます。

受験資格は、昼間課程2年以上、夜間課程2年以上、通信課程3年以上です。試験には、筆記試験と実技試験があり、筆記試験はマークシート方式です。実技試験は課題が2つ出され、1つ目はカッティング、2つ目はオールウェーブセッティング、またはワインディングのどちらかです。

難易度は、昼間課程・夜間課程に通ってしっかり勉強をしていれば落ちることはほぼないと言われていますが、通信課程の場合は合格率が低く、通信課程卒業者の合格率は50%くらいと言われています。通信課程で勉強をする場合は、自分で積極的に試験対策をしなければなりません。全体的な合格率としては2月の試験が50%〜60%くらいで、8月の試験が80%前後となっています。2月の合格率が低いのは新卒生が多いためだそうです。

美容師の就職・転職状況は?

どんな就職先があるの?

一番多いのは美容院や理容院です。サロンの数は大変多く比較的就職率も良いと言われています。お店によってもカラーを得意とするお店やネイルを売りにしているお店など、得意な技術が違うことがあるので、自分の得意な技術や方針と合うお店を選びましょう。

就職先はサロンだけではなく、結婚式場・テレビや雑誌などのスタイリストなど幅広いです。しかしサロンで働くよりは狭き門なので、就職率も良いとは言えません。最近では海外のサロンで活躍する人もいます。技術があればどこでも働ける仕事なので、色んな土地で活躍できる可能性がありますね。

美容師に転職するにはどうしたらいいの?

美容師として働くためには必ず美容師免許が必要です。美容師以外の仕事から美容師に転職したい場合は、まずは美容師免許を取得しなければなりません。そのためには学校に通う必要があり、学費と何年もの時間がかかるので簡単なことではありません。しかし、美容師免許を一度取得すれば土地を選ばず長く働くことができます。前職を辞めて美容師免許に向けて勉強するのではなく、働きながら通信などで勉強する方法もあります。

美容師の適性ややりがいを知ろう

こんな人が向いている

  • 忍耐力や体力がある人
  • 一人前の美容師になるには下積み時代を耐えなければなりません。労働時間は長く、休みは少なく、お給料は安い。忙しい時は中々休憩がとれないこともあります。そんな環境の中で働かなくてはなりません。それでも夢に向かって走り続けられる強い心が必要です。

  • 美容やオシャレが好きな人
  • 人をキレイにするお仕事なので、まずは自分が美容に興味がないとできない仕事です。ヘアスタイルやファッションの流行をチェックしておけば、お客様にもより良い提案ができるはずです。興味があれば常にアンテナをはっておくことも苦にならないので、オシャレ好きな人の方がストレスなく働けるでしょう。

  • 人が好きな人
  • お客様とのコミュニケーションが必ず必要な仕事です。お客様の要望を聞いたり提案したり、心地よい空間を提供したり、時には楽しく会話をすることも必要です。

  • 向上心がある人
  • 常に新しい商品や技術を勉強しなければならない仕事なので、向上心がないと勉強することが苦痛になってしまいます。逆を言えば興味があり、向上心があればより楽しく働くことができます。

美容師のやりがいとは?

美容師の仕事の厳しさを伝えてきましたが、もちろん美容師を続ける人は大勢います。そこには他では味わえないやりがいがあるからです。一番のやりがいは何と言ってもお客様から感謝されることです。お客様の希望通りにスタイルを作り上げることは容易ではないですが、お客様に満足していただいた時の達成感は計り知れないものがあります。

満足頂いた先にはお客様との信頼関係が生まれ、長く通っていただく人が増え、お客様の成長する姿を近くで見守ることができる、人の人生に寄り添える温かい仕事です。節目のお祝い事に来てくださることも多く、人生の大事な瞬間を一緒に見れるのも嬉しい瞬間ですね。

もう1つはお客様の要望通りにスタイリングできた時の達成感です。髪型を作るのにルールはありません。自分の思った通りに自由な発想で髪型を作り上げることができ、自分の作品でお客様が喜んでくださったらこんなに嬉しいことはないですね。

美容師を目指している方へ

下積み時代は苦労も多く忍耐力と体力が必要な仕事ですが、やりがいがたくさんある仕事だということがわかりましたね。特に、誰かのために何かしたいと考えられる人にはとてもオススメな仕事です。自分が努力することで自分自身の技術や美容の知識が身につき、人との信頼関係が生まれて人の喜ぶ姿が見れる、とても夢のある仕事ですね。

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