エアコンで子どもが夏風邪?夜寝るとき温度はどうする?

5月もすぎると暑い日がちらほらと出てきます。暑い夜は寝苦しくて、我が家でもすでに扇風機が活躍しています。これから真夏に向けてどんどんと暑くなっていくと、扇風機でも耐えられない夜もでてきます。でも、子どもがいるとエアコンをつけていいのかどうか、悩みませんか?特に、我が家のように寝相の悪い子どもがいると、エアコンのせいで夏風邪をひいてしまうことも…。そこで、子どもが体調を崩さないように、上手なエアコンとの付き合い方をご紹介したいと思います。

エアコンで子どもが夏風邪になるって本当?

エアコンが効いた部屋で一晩寝て、起きたらなんだか喉がいたい…。これって、大人でも経験ありませんか?暑い夏に風邪をひくなんて、と思うかもしれませんが、実はエアコンが夏風邪をひいてしまう原因になることがあるんです。

直接的な原因としては、寝冷えをしてしまったとか、空気が乾燥してウィルスが喉に侵入した、などの原因で風邪をひいてしまうことがあります。間接的な原因としては、外気温との差が激しくて自律神経が乱れてしまい、体力や免疫力が下がったために風邪をひいてしまった、ということもあります。

特に、ウィルス性の夏風邪は免疫力が下がっていると回復するのにも時間がかかってしまって厄介です。子どもは大人と違っていろいろな機能が未熟です。汗をかく機能や免疫機能など、大人は大丈夫な環境でも子どもはあっさりと夏風邪をひいてしまうことがあるので、夏のエアコンの使用は特に気をつけてあげたいですね。

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エアコンで夏風邪になった時の対処法!

夏風邪も、いわゆる普通の風邪と同じです。ウィルス性の風邪の場合は特効薬などなく、対処療法として鼻水や咳を止める薬しかありません。結局は、自分の体が頑張って原因のウィルスを退治するしかありません。だから、夏風邪をひいた時は、とにかく体力と免疫力を回復させることが先決です。

  • 体が冷えないようにする
  • 栄養があって消化がいいものを食べる
  • よく寝る

風邪を治すのと全く同じ基本ですね。解熱剤は高熱(38.5度以上)で、ぐったりしている、または眠ることができないようなときだけ使用しましょう。また、喉の痛みなどで水分や食事を取れないなどのときは、小児科を受診して点滴などの適切な処置を受けましょう。

夏風邪の原因の一つとして、プール熱とよばれるウィルス性の夏風邪もあります。この夏風邪はプールで感染することが多いため、こう呼ばれています。喉の痛みとともに、結膜炎にもなることがあり、その場合は目薬での治療も必要となります。さらに、感染力が高いので、保育園や幼稚園、小学校など、再び通うには医者の所見書が必要な場合もありますのでご注意を。

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子どもが夜寝るときエアコンは何度に設定する?

大人でもガンガンにエアコンが効いた部屋で一晩過ごすと、翌朝は体がだるくなって疲れを感じることがありませんか?子どもは大人よりも体のいろいろな機能が未熟なため、そんな環境で一晩過ごせば必ず夏風邪をひいてしまうでしょう。

子どもが夜寝るときの室温は26~28℃が適温だといわれています。最近のエアコンは室温連動型のエアコンがありますので、その場合は室温が26~28℃になるように設定しましょう。室温連動がない場合は、子どもが寝る場所のすぐ近くに温度計を起き、その温度計の数値が26~28℃になるように、エアコンの温度を調節しましょう。エアコンはそれぞれクセがあり、同じ室内でも冷え方が違います。

ですので、大人は暑く感じていても、子どもが寝ている場所は26℃よりも低くなっている、またはその逆で暑くなっている、ということがありえます。また、大人がこれくらいなら大丈夫だろう、と体感で感じてエアコンの温度を決めるものよくありません。

我が家でも、母親は暑がり、父親は寒がり…と体感温度が全く違います。だから、子どもの枕元に温度計をおいて、その温度計の数値でエアコンの調整をしています(そのほうが夫婦でももめませんしね。)

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エアコンで子どもが体調を崩さないための使い方を解説!

エアコンの温度の設定は説明しましたが、その他にも、夏風邪を予防する方法があります。

お腹を冷やさないように、腹巻きなどを使う

お腹が冷えると、腸の働きが低下して免疫力も下がるといわれています。最近は腹巻きと一体になったパジャマズボンや、着せるタオルケットなどがありますのでおすすめです。

部屋の中が乾燥しないようにする

冬場は乾燥に気をつけますが、夏場でも、エアコンをつけている室内は乾燥しやすいのです。湿度は50%くらいがちょうどいいと言われていますので、濡れたタオルを干すなどして、乾燥を防ぎましょう。

睡眠をしっかりととる

夏は外にいるだけでも体力を使います。また、水遊びやプール遊びなども想像以上に体力を消耗します。エアコンを上手に使って睡眠を十分にとることも、夏風邪予防につながります。

食事をしっかりととる

夏バテするとあっさりした食事ばかりをとりがちになります。また、飲み物の冷たいものばかりをとりがちになり、胃腸が弱くなってしまいます。

時にはしっかりと汗をかく

一日中エアコンの効いた室内で過ごしていると、汗をかかないままで過ごしてしまいます。子どもの頃は、汗をかくことで汗腺が鍛えられます。汗腺が鍛えられることによって、暑い時にしっかりと汗をかいて体温を調節できるようになるので、時にはしっかりと汗をかくようにしましょう。

以上の点に気をつけながら、真夏の熱帯夜を快適に、健康的に過ごしたいですね。

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