「パート」と「アルバイト」の違いを徹底解説!正社員ではなくパートで働くメリット・デメリットとは

パートで働こうと思っているけれど本当にパートでいいのだろうか…と思ったことはありませんか?正社員にはないけれどパートにはある!というメリットも多いため、子育てと仕事を両立させたいと思っている方ならおすすめですよ。今回は、そのパートのメリットやデメリットなどをご紹介します。

パートとアルバイトの違いって?

誰しもがパートやアルバイトという言葉を耳にしたことはあるでしょう。しかし、パートとアルバイトの違いを説明しなさいと言われると、言葉に詰まってしまう人のほうが多いのではないでしょうか。

パートは主婦に多く長期間働く傾向がある

パートという言葉がよく使われるのは、主婦層に多いです。正社員と同じくらいの仕事量をこなすことも多く、責任のある仕事を任されることも多いです。子育てがひと段落した人や家計の足しに働きに出る人が多いため、勤務時間も長めで契約期間も長期であることが多いです。また、主婦という立場上、昼間に働くことが一般的です。

アルバイトは学生に多く比較的短期間である

アルバイトはどちらかというと学生に多いです。高校生や大学生、専門学生などにあてはめられます。アルバイトはあくまでも学業が本業なため、パートに比べると勤務時間は短めで、深夜帯になることも少なくありません。

「パートは主婦」で「アルバイトは学生」という意味合いで使われることが多いですが、実は法律的な観点からみると、どちらもパートタイム労働者であることは間違いありません。パートという言葉は英語から、アルバイトという言葉はドイツ語からきた言葉で、どちらも仕事という意味合いが含まれています。そのため、パートとアルバイトどちらの言葉が使われるかは雇用先によって異なってきます。>

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パートで働くメリット・デメリットは?

パートで働いている人はたくさんいますが、そこにはメリットだけではなくデメリットもあります。では、パートで働くメリットやデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?これからパートとして働こうと思っている人は、ぜひ一度目を通しておいてください。

パートで働くメリット

パートで働くメリットはたくさんあります。あえて正社員ではなくパートで働くことによって得られるメリットも多いので、雇用形態を選ぶ前に確認しておきたい項目です。

パートは日時や働く時間が自由

職種にもよりますが、正社員は毎日のように働くことが義務付けられている一方で、パートは自分の生活に合わせて、比較的自由にシフトに入ることができます。そのため、子育て中のお母さんはパートのほうが働きやすいでしょう。

未経験でも働きやすい

パートやアルバイトは、専門職であっても未経験OKであることが多いです。正社員と違って、いきなり専門的なことはしないからでしょう。専門職なら待遇や給与がいいこともありますし、将来的にその職種に就きたいと考えている方も実績を作りやすくなります。気軽に応募しやすいのが魅力的ですね。

パートで働くデメリット

しかし、パートで働くということはいいことばかりではありません。デメリットもあるので、今後パートで働こうと思っている人は、デメリットがあることも頭の片隅に置いておきましょう。

旦那の扶養から外れてしまうことがある

パートで働いている人の多くが気にしていること、それは扶養控除です。パートとして働いている人の多くが、旦那さんの扶養に入っているのではないでしょうか。扶養に入っていると、諸々の税金を旦那さんの会社が支払ってくれるというメリットがありますが、パートで稼ぎすぎてしまうと扶養から外されてしまうことになってしまいます。

よく、103万の壁という言葉で表現されることが多いです。たくさん稼ぎたいけど扶養から外れたくないという方は、セーブしながら稼ぐようにしましょう。

休むと給料が入ってこない

正社員は有給休暇を使うことができますが、パートの場合は有給休暇がない事も多いです。休んでしまうとお金が入ってこないため、パートで生計を立てたい人にはデメリットとなってしまいます。会社がお盆休みなどで長期休暇に入ってしまった場合も、働くことができないのでお給料をもらえません。

1円でも多く稼ぎたい!という思っている方は、年中無休の店を選ぶかパート以外の働き方が向いているでしょう。

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パートとして働く前に確認しておきたい注意点

それでもパートとして働きたい!と思う人は少なくないはずです。しかし、気軽に働けるからといって適当に勤務先を決めてしまうのはよくありません。では、パートとして働く前にはどのようなことに気を付けるべきなのでしょうか?

必ず雇用条件を確認する

パートとして入ってみたらイメージと全然違った、面接時に聞いていた話と違っていた、というトラブルはよくあるそうです。勤務先と揉めないためにも、働く前に雇用条件は確認しておきましょう。それでもおかしいと思う点があるのであれば、家族や友人に相談しつつ対処法を考えるようにするのがベストです。

扶養控除内に収まる金額を超えないようにする

フルタイムとして働く人以外は、扶養控除内に収まるようにしなければなりません。しっかりと金額を計算しておかないと、後から痛い目を見ることになってしまいますので、気を付けましょう。

時給だけで食いつかないようにする

パートとして働こうと思っている人の大半は、できるだけ時給が高いところがいいと思っているはずです。しかし、時給が高いからといってそこしか見ないのはNGです。時給が高いことには理由があります。仕事がきつかったり、すぐに人が辞めてしまったりする理由がある店もあります。

いざ、入社してから自分に仕事が合わないから辞めるでは、職場に迷惑をかけてしまいますので、自分が働ける職種であるかどうかなどを事前にリサーチしましょう。

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パートの面接へ行く際の注意点

パートは正社員よりも気軽に働けることが多いですが、面接へ行く際はどのような恰好をするべきなのでしょうか?スーツ?それとも普段着?と、悩んだことがある人はぜひ参考にしてみてください。

職種にもよるがスーツが無難

パートといっても職種は様々ですよね。スーパーやコンビニのパートから、事務といったお堅い職場で働くこともあるでしょう。服装に迷った時はスーツを着ていくのが無難です。特に、かっちりとしたイメージのある職場は、スーツで面接へ行くのが望ましいです。

しかし、いくらスーツでもシワが寄っていたり、シミがついていたりするような不潔な恰好はよくありません。面接へ行く前は、スーツがきれいかどうかもチェックしておきましょう。

カジュアル感のあるお店は、きれいめの恰好が◎

コンビニやスーパー、飲食店などはカジュアルな印象があるため、スーツではなく普段着でも構いません。かといって、ジーンズやひざ上のミニスカートなどはNGです。相手に不快感を与えない程度のカジュアルさで、上品な恰好を心がけましょう。ワンピースやブラウスなどがおすすめです。

服装以外のメイクにも気をつかおう

面接時に気をつけることは服装だけではありません。メイクや髪型、バッグといった細かいところにも気を配る必要があります。なぜなら、面接での第一印象は大切だからです。いくらあなたの内面が優れていたとしても、外見が悪いと判断されたら面接では不採用になってしまいます。

そのため、メイクは誰から見ても好印象を与えるナチュラルメイクがおすすめです。しかし学生でもない限り、大人の女性がすっぴんで面接を受けに行くのは、マナー違反になるので注意しましょう。

  • アパレルの面接は少し特殊
  • パートとして働こうと思っている人の中には、アパレル業界で働くことを考えてる人もいるでしょう。しかし、アパレル業界の面接は少し特殊なため、世間一般的な常識が非常識だと考えられることもあるようです。まずは服装ですが、リクルートスーツで面接に行くのは避けてください。なぜなら、リクルートスーツは無難な印象を与えてしまうため、ファッションに興味がない人だと思われてしまうからです。トレンドを意識した小物を使ったファッションがおすすめです。また、この時に他店のブランド名が堂々と出るような服装は、いくらおしゃれでもよくありません。必ず働く店舗のイメージに合う服装をするようにしましょう。

    次にメイクですが、ナチュラルメイクではなく相手に不快感を与えないメイクであることと、働く店舗のイメージに合ったメイクをすることを心がけてください。例えば、ギャルブランドで働くのに清楚風なメイクをしてしまうと、浮いてしまうことになりかねません。普段不慣れな系統のメイクであるのなら、面接前に練習をしておくといいでしょう。

パートで働く際の志望動機

パートで働く際にも必ず行われるのが面接です。正社員ほどかっちりしたものではありませんが、やはり志望動機は必ず答えられるようにしておきたいところです。色々と考えることもあるかもしれませんが、勤務先に伝えるべきことは「やる気」や「なぜここで働こうと思ったのか」などです。

例えば、近所の飲食店であれば「いつも店員さんの雰囲気が良く、気持ちの良い対応の接客を見て、自分もここで働きたいと思いました」「近くに住んでいてよく利用しており、毎回お店の雰囲気が良いなと感じていました。よく通っているこのお店で、自分も接客スキルを身に着けたいと思い応募いたしました」というようなことを伝えられればOKでしょう。

給与や待遇の良さ、通いやすさなどを前面にプッシュした志望動機だと断られることもあるので、なぜこの店がいいのかということを納得させられるような志望動機や自己PRを伝えられるといいですね。

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パートとして職場も家計も支えよう

パートだからといって仕事を適当にしていいわけではありません。パートも立派なスタッフの一人です。自分もお店の顔だということを理解して、職場や家計を支えるようにしてください。

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